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2012年 05月 23日
○日本スケート連盟は23日、東京都内で理事会を開き、国際スケート連盟(ISU)公認のフィギュアスケートプロアマ混合大会「メダル・ウィナーズオープン」の新設を決めた。過去に五輪や世界選手権などでメダルを取った選手が対象。第1回を10月5日、さいたまスーパーアリーナで行う。 上記当該記事へのリンク 他の記事 読売新聞 日刊スポーツ(共同通信) 5月15日にISUが発表した、今年の国際大会スケジュール(PDFファイル)にこの大会(以下、MWOと記す)のことが載っており、どういったものになるか、ほんとうに開催されるのか等々、話題になっていました。 10月5日は金曜日で、翌日の6日には例年通りジャパンオープンが同所で開催予定のため、両イベントのすみわけ、色分け等も注目点です。 MWOには比較的最近の五輪・世界選手権メダリストが登場すると思われますが、GPシリーズ名簿第一回発表には名前の無かったプルシェンコ、ライサチェック、ロシェットなどがMWOとGPのどちらかあるいは両方に登場するのか、荒川さんのMWO出場は実現するか、今年競技引退を発表したレピストや、「メダリスト」の範囲を広げて太田由希奈さんなどのMWO出場があるか、そういったところにも興味がつのります。 1990年代には特に北米で「プロフィギュアスケート」が全盛を迎え、ISUは「GPシリーズ創設、賞金授与開始」「アマチュア選手のアイスショー出演解禁」「五輪&ISU選手権出場選手を7月1日時点満15歳以上に限定(五輪女王が3大会連続で16歳以下となり、五輪終了後ほぼ直ちに競技活動を収束させたことも理由かと思う)」といった対抗措置を行ないました。 月日は流れ、「プロフィギュアスケート」の市場は世界的に見てもきわめて小さなものとなり、トップ選手競技歴は長くなり、競技卒業を明言しないが実質的に試合に出ないトップスケーターも多くなりました。トレーニングや体のケアの方法が向上したこともあるでしょうが、指導者以外の競技卒業後の受け皿(いわゆる、プロのパフォーマーのための)やスポンサーが少ないことも理由かと思います。 そのためかどうか、ISUが先頭に立って「プロアマオープンイベント」を創設するというのも時代の流れというか感慨深いものがあります。 まずは出場者、大会実施フォーマットなどの発表を待ち、実際に行われるイベントがどんなものになるか見守っていきます。 ※なお、スコット・ハミルトンを中心とした人々が計画するイベント「International Cup of Skating Excellence(ICE)」はMWOとは別に、2013年スタートを目途としている模様です(当初発表時と大会フォーマット、スタート時期が異なっている)。 2012年 05月 22日
国際スケート連盟(ISU)は5月21日、2012-13シーズンのフィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ出場選手を発表しました。
ISU:GPシリーズ情報ページ (Entries・・・All 6 Eventsと書かれた箇所。PDFファイル) icenetwork.com:GPシリーズ出場選手一覧 (HTMLファイル) ISU:今季GPシリーズの概要 中国杯とエリック・ボンパール杯の顔ぶれが突出して豪華な印象があります。昨年は複数の選手が行ない、そのすべてがファイナルに進出した「世界選手権トップ6選手のGP3大会エントリー」は当方の予想に反し、今年はゼロでした。2012世界選手権終了時点で「今後大会に出るかどうかは五分五分。2012国別対抗戦は出る」と話していたコストナーは2大会に名前が載っています。 ※選手選出参考資料 ISUランキング ISU Season Best Total Scores 2011/2012 2012世界選手権結果ページ ・日本選手の出場大会 スケートアメリカ・・・羽生、小塚、町田、今井 スケートカナダ・・・無良、織田、鈴木明子、村上佳菜子 中国杯・・・高橋大輔、町田、安藤、浅田、高橋&トラン ロステレコム杯・・・小塚、織田、村上佳菜子 エリック・ボンパール杯・・・無良、安藤 NHK杯・・・高橋大輔、羽生、村上大介、浅田、鈴木明子、今井、高橋&トラン、リード姉弟 ・復帰選手、初出場選手 競技復帰と言われていた安藤さんとジョニー・ウィアーは2大会ずつエントリー。出場可能性が高いと思われたライサチェックとプルシェンコの名前は無し。ただし、自国開催大会にTBAの表示はそれぞれあり。 朝日新聞:安藤さんに関する記事 (2012年5月18日付) 競技復帰可能性も伝えられるロシェットの名前は無し(カナダ大会にTBA表示はあり)。 初出場選手は百花繚乱、楽しみな顔ぶれが多数。特に女子のリプニツカヤとゴールドは2011-12シーズンのクオリティを保てれば、シーズン初参加でファイナル進出可能性もありそう。ゴールドは国別対抗戦の会場で見て、米国選手らしい華やかさと総合力の高さ、大きな体を大きく使ってよく滑るスケール感、キム・ヨナを思わせる体のさばきや技術力、優等生が多い最近の米国選手に欠けていた良い意味での押しの強さ(ツンデレっ子というか自分大好きな印象)等々がビンビン伝わり、ものすごく魅力的な選手と感じたのでこれからがほんとうに楽しみ。 ・記録 ジュベールがGPシリーズグランドスラムを目指し、今年も中国杯にエントリー。女子で現在もっともグランドスラムに近いのは浅田さんで、中国杯に出場。安藤さんも優勝歴の無かったエリック・ボンパール杯にエントリー。 村上佳菜子さんは今年はカナダ&ロシアにエントリーし、出場すればシニア3年目で早くもGP6大会出場達成。昨年同様厳しいエントリーではありますが、カナダで鈴木さんの成績を上回ったりするとシーズン台風の目になるかも。 2012年 04月 27日
・プリンスアイスワールド2012・・・このエントリーにまとめてあります。
・ドリーム・オン・アイス2012・・・6月15日~17日、全4公演。チケット一般販売開始は4月28日。 ・THE ICE 2012・・・7月後半に、愛知(モリコロパーク内アイススケート場)、日光(栃木県立日光霧降アイスアリーナ)、大阪(大阪市中央体育館)にてそれぞれ開催。3会場ともチケット一般販売開始は5月26日ですが、先行予約が行われるので上記公式ホームページをご確認ください。 ※この公演では「スケーターへのプレゼントはご遠慮いただき、東日本大震災義援金へのご協力をお願いいたします。今回はプレゼント受付もいたしません。」とのことです。 ・フレンズオンアイス2012・・・8月24日から26日、全5公演。エフスケーティングネットにて4月24日からチケット予約を行なう。 <5月10日追記>フレンズオンアイス2012は、5月12日からイープラスにてプレオーダー開始。チケット一般販売は5月26日から。 2012年 04月 27日
今年のプリンスアイスワールドに関する情報は、こちらにまとめて掲載・更新していきます。各地のショーの感想等はこのエントリーに寄せていただけますようお願いいたします。
<4月27日、リンク追加> 神奈川新聞:4月27日リハーサルの模様 (動画ニュース) ・横浜公演(4月28日~30日、5月3日~4日、5日間10公演) PIW2012公式サイト 公演スケジュール 出演者 (横浜公演ゲストは全日程出演者と、一部日程のみの出演者がそれぞれ居ます。ご確認ください) チケット販売窓口 西田美和さん公式ブログ (公演準備の模様が随時記されています) ・豊橋公演(5月12日&13日、計4公演) アクアリーナ豊橋にて。 東海テレビ:公演情報ページ (3月17日からチケット一般販売実施) ・東京公演(7月13日から16日) 公演スケジュール <参考>海外では横浜公演と同時期に以下のショーが開催予定です。 スターズ・オン・アイスカナダ公演 キム・ヨナのアイスショー 関連ニュースその1 その2 その3 2012年 04月 26日
・平成24年度強化選手決定・発表。
日本スケート連盟:発表文書 (PDFファイル) ・羽生君がコーチをブライアン・オーサー氏に変更。阿部奈々美先生とは4月24日付で師弟関係を円満に解消したとのこと。 時事通信 MSN産経 毎日新聞 読売新聞 共同通信 icenetwork.com 2012年 04月 18日
<4月18日追記>いよいよ明日19日から大会がはじまります。私は19日から3日間会場で観戦予定で、とても楽しみにしています。大会期間中、および大会終了後、このエントリーを更新できるかどうかは未定です。以下のリンク先を確認の上、観戦をお楽しみください。「ジャパンオープン+GPファイナル」という印象だった前回大会に加え、今回は有力若手選手の日本初登場もあって、今後2年間を占う要素も感じられそうです。
大会期間中の東京は気温が低いようですし、代々木第一体育館は比較的冷える会場なので、暖かな支度を用意したほうが良いかもしれません。 今大会は出場者の顔ぶれが揃い、男子シングルは10人が少なくともどちらかのプログラムで4回転ジャンプを入れると思われ、女子は少なくとも9人がどちらかのプログラムかあるいは両方で3-3の連続ジャンプを行う予定があると考えられます。アイスダンスは先日の世界選手権トップ6のうち5組が参戦し、ペアも実力伯仲。いずれのカテゴリーにも期待が募ります。 当日券販売について ISU:大会結果ページ (滑走順はGPシリーズと同じで、ショートがISUランキング逆順、フリーはショート順位逆順) 日本スケート連盟:エキシビション招待選手 (PDFファイル) スポーツナビ:実況チャンネル テレビ朝日:フィギュアスケートツイッター 放送についての各局ホームページ記載情報 テレビ朝日系地上波 BS朝日 (可能な限り多くの選手の放送を期待!) CS朝日ニュースター CSテレ朝チャンネル (5月にオンエア。全選手放送の模様) 写真特集 アフロ:スポーツ写真特集 アフロ:2011-12フィギュアスケート特集 AFPBB icenetwork.com ISUのフェイスブック <4月15日16時記す> チケットぴあで、21日(ペアFS、女子FS、表彰式)の全席種チケットを販売中です。 <4月13日記す> ・大会公式サイトに、前売り券販売締切日と、当日券販売方法が掲載されました(ページ最下部に記載)。 ・4月15日昼にテレビ朝日系地上波全国ネットで、大会直前スペシャル番組が放送されます。 <4月7日記す> ISUは4月6日付で、今大会出場各国選手(補欠含む)を発表しました。 選手名簿 男子とアイスダンスはベストオブザベストの凄いメンバーが揃いました。世界選手権以上の熱戦が楽しみで、世界選手権に出ていなかった人や結果が出なかった人も、今大会では納得のいく演技ができることを期待しています。ロシアは一部報道で名前が出ていたガチンスキーではなく、ジャン・ブッシュ(2012世界ジュニア5位、ロシア国内選シニア4位&ジュニア1位)が出場します。 ※4月13日追記:ロシア男子は、けがのボロノフに代わり、マキシム・コフトン(2011JGPF4位)が出場予定。 女子はロシアのソトニコワ、米国のグレイシー・ゴールド(2012全米ジュニア優勝、世界ジュニア2位)の出場が目を引きます。前回の国別ではアモーディオが出場(その時がシニア国際大会初登場)して良い演技を行ないました。今回も五輪まで2年という時期で若い有望選手をお披露目する意味があるのだろうし、ブッシュ、ソトニコワ、ゴールドいずれも日本初登場なので演技を見られるのがとても楽しみです。 ペアは世界選手権1位2位4位を欠くため少しだけ寂しくなりましたが、今大会出場メンバーはいずれも力が接近しており、それぞれ存分にポテンシャルが発揮できることを期待します。 <4月5日記す> ・4月4日、テレビ朝日本社にて、国別対抗戦2012出場日本選手の発表と会見が行われました。 日本スケート連盟:出場選手 テレビ朝日:大会公式ページ (『ポイントランキング』タブのところに、出場国選出基準…各国各カテゴリートップ選手取得ポイントを掲載) <参考> ISUランキング 時事通信:羽生君のけがについて 会見内容詳細 オリコン マイナビニュース ※東京都民および東京都に通勤通学する方、計100組200名を大会初日4月19日に無料で招待 毎日新聞記事 <4月3日記す> ・国別対抗戦2012への出場国は、開催国日本のほか、カナダ、ロシア、米国、イタリア、フランスと決定しました。 日本スケート連盟(共同通信記事) 時事通信記事 ・日本スケート連盟:大会実施概要 同:発表内容 (PDFファイル。放送局、放送時間についても記載) <参考> テレ朝チャンネル:2009年大会再放送 (4月5日から) ・連日熱戦が繰り広げられた2012世界選手権。その上位選手の多くが登場する「国別対抗戦2012」がいよいよ今月19日から、東京・国立代々木競技場第一体育館にて行われます。 今年の世界選手権では、単に技術が優れているとか美しいとかいうだけではなく、それぞれの選手が生きてきた半生を反映したとさえ映る、「人生のサウンドトラック」のような、質・量とも巨大な作品を多くの選手が演じたと感じられました。昨年の世界選手権も非常に素晴らしかったですが、今年はまた一味違う凄みと重みのある感動がありました。2012世界選手権ほど見ていて涙が止まらなかった大会は、私は初めてです。 半月後には、日本でもそういった感動が体験できるのを期待し、楽しみにしています。ベストオブザベストの6か国が揃い、3年前の第一回大会ほどチーム間の実力差が無い今大会は、勝負の行方は全くわかりません。 ニースでの世界選手権で特筆すべきことが、会場に集った観客のあまりに素晴らしい応援で、良い演技は国を問わず熱狂的な歓声と拍手で讃え、うまくいかないことも暖かい声援と拍手で支える場内の反応は、選手の多くが感謝し、励みになったと明かしています。日本での国際大会でもそういった応援で選手たちを支えていければと思います。 チケットは各プレイガイドで発売中です。 ひとつだけ欲張りな注文があるとすれば、国別対抗戦ではエキシビションに出来るだけ華やかなナンバーを用意してほしい、ということぐらいでしょうか。世界選手権EXでの選曲はよく言えば上品で格式高い、率直に言えば地味なナンバーが驚くほど多かったので…。 <以下、1月24日記す> 標記の大会が、今年4月19日から東京・国立代々木競技場第一体育館にて行われます。チケットの一般販売は1月28日からですが、それに先立ち現在、ローソンチケットにてスタンド席の抽選予約を受け付けています。 テレビ朝日:大会公式サイト キョードー東京:同イベントチケット情報ページ (簡易座席図掲載) この大会には開催国・日本の出場が決まっています(出場選手は世界選手権終了後決定)。米国・カナダ・ロシアは出場の可能性が極めて高いと思われます。また、中国・イタリア・フランスには出場の可能性があります(出場国確定は世界選手権終了後)。 3年前に開催の第一回大会はとても高レベルで、心温まる要素が満載の素晴らしいイベントでした。今年の大会も大いに楽しめるものになりそうで期待がふくらみます。 2012年 04月 01日
<4月1日午前5時半過ぎ記す>
・女子FSが終了しました。男子FSと対照的に低空飛行の演技が続き、荒れたSP以上に順位が乱高下しましたが、コストナーが自己ベスト更新の素晴らしい演技を行なってFS1位、総合でも逆転して1位になり、世界選手権10回目の出場で初の栄冠に輝きました。多くの大会に出場し、素晴らしい演技を行ない続けたシーズンのクライマックスにふさわしい戴冠でした。 SP1位のレオノワが総合2位。FS2位の鈴木さんが3位で、ふたりともうれしい世界選手権初メダルとなりました。メダリストの皆さん、ほんとうにおめでとうございます!FS3位のワグナーが総合4位まで上げました。 初出場張可欣は7位。4年ぶり出場マルケイは自己最高の8位。シレーテは初出場が自国開催大会で、女子ひとり参加という厳しい状況下、最高の演技が行え12位。彼女たちの大健闘も特筆すべきことでした。 来年の世界選手権女子出場枠は、日本とロシアが3をキープ。イタリアが3に、中国が2に、それぞれ増やしました。 国ごとのメダル獲得数も確定し、日本が4(男子2、女子1、ペア1)、カナダが2(男子、アイスダンス各1)、ロシアが2(ペア、女子各1)イタリア、ドイツ、アメリカ、フランスが各1でした。 <4月1日午前4時半過ぎ記す> ・男子FSはほんとうに素晴らしく、ものすごい戦いでしたね!会場でご覧になった方には生涯の思い出になりうると思います。テレビでご覧になった方も含めて誰もが感じたと思いますが、われわれが知るフィギュアスケートの歴史の中でもっともレベルの高い大接戦、歴史にその名を刻む好勝負になりました。この瞬間を、地上波ゴールデンの放送で多くの人が見ることができたのも幸せでした。 第1Gから120点台の演技が相次ぎ、これは凄いことになりそうと思っていたら、有力選手が揃った2Gでは140点台に。生放送が始まった第3Gからは見届けたとおりの、こわくなるほど凄い戦いが展開されました。 これでもかこれでもかと頑張って素晴らしい結果を残してもまだまだ上の選手が出続けたシーズンであり、今大会の戦いでした。シーズン初めは調子が良くても今回は合わせられなかった人がいる。逆に、たとえばフランスの男子2名のように、最悪のスタートだったけれど最高の演技で締めくくれた人もいる。シーズンを通じて超人的な活躍をした人がいる。楽しみながら前向きに準備ができた人がいる。そういった、それぞれの人たちの長かったシーズンのさまざまな様相がくっきりと透いて見えた大会でもあり、今大会ほどそういったことをしみじみと感じたのは初めてのことでした。 優勝のチャン、連覇ほんとうにおめでとうございます。今回も素晴らしい滑りでした。既に素晴らしいのに、シーズンを通じて成長する様を見せ続けてくれたことに感謝します。 2位の高橋君、ほんとうにおめでとうございます。スケートをすることや、いろいろと工夫をして向上することの楽しさを見つけ、いきいきと過ごせたシーズンでの姿を見続けることができたのはわれわれも幸せです。 3位の羽生君、ほんとうに素晴らしかったです。初出場初メダルおめでとう。会場で見守った人たちから世界中のテレビの前で見つめた人たちまで、羽生君のFS演技が今大会のベストパフォーマンスと感じた方はものすごく多かったと思います。長い苦しいシーズンを強い強い意志と知恵と能力で乗り越え、飛躍的な成長を遂げたことに感謝し、敬意を表します。 4位のジュベール、5位のアモーディオ、2人ともほんとうに素敵で、最高でした。もっと評価されても良いと感じました。会場の皆から、そして私から、「心のメダル」を差し上げたいと思います。 小塚君、今の時点で現状を認識できたのは幸運だとも思います。今後2年でとことん納得がいくまで、すべてを尽くして成長していってください。楽しみにしています。 能力と意欲のある人たちが、競いあい切磋琢磨することで、これほど高いレベルにまで成長できることを改めて認識できた大会でもありました。出場選手の皆に感謝し、讃えたいと思います。今後も素敵なパフォーマンスでたくさん楽しませてください。 今月東京で開催の国別対抗戦でも、今大会出場選手がたくさん見られることと思います。東京でも今回以上の素晴らしい演技が繰り広げられることを期待しています。 ・来年の世界選手権男子出場枠は、日本が3をキープ。カナダとフランスが3に、カザフスタンとイタリアが2に、それぞれ増やしました。ロシアは1に減らしました。 ISU:2012世界フィギュアスケート選手権結果ページ (現地と日本との時差は7時間) スポーツナビ:実況チャンネル ・大会テレビ放送はフジテレビ系地上波全国ネットにて。男女SP、男子FS(いずれも競技後半に登場する選手)は生もしくはディレイ放送で見られそうです。「すぽると!」でも連日大会情報を放送中。 フジテレビ:2012世界フィギュア特設ページ BSフジ放送予定 (4月7日以降) JSPORTS放送予定 (4月8日以降、本選出場全選手全カテゴリーの放送を行う予定) ・写真特集 アフロ:スポーツ写真特集 アフロ:2011-12フィギュアスケート特集 ゲッティイメージズ AFPBB absoluteskating.com ・スポーツナビ:大会関連記事まとめブログ <3月31日午前5時半過ぎ記す> ・男子SPが終了しました。「荒れる大会」は続きますね。4Gの高橋君の演技のあたりまでは、「この調子で続いたらものすごい大会になるかもしれない」と感じたのですが、世界選手権の魔物というのは居るみたいです。先述したフランス選手席(向正面中央)にゲアゲFFSG(フランス氷上競技連盟)会長やボナリー、アニシナ&ペーゼラ、ペシャラ&ブルザなどのセレブリティが陣取ってずっと見守った「御前試合」で緊張したためかどうかはわかりませんが…。 私にとっての男子SPベスト演技はジュベールと高橋君。ジュベールのSPは2年前のトリノ世界選手権以来の素晴らしい輝きにあふれたものでした。大の苦手で結果を出せなかった地元フランスの大会で、苦しみ続けたSPであんなに楽しみながら演じたジュベールを見て涙が出ました。 高橋君の演技もコンビネーションでのミスは惜しまれますが、こちらも文句なく彼の今季最高の演技でした。オン・オフで言えば「最初から最後までものすごくオン」で、心から楽しんでいたのに感服しました。 SP7位の羽生君まで表彰台の可能性があると思います。最終グループは「これはGPファイナルかよ。ほんとうに抽選したの?」みたいな驚きの滑走順になりました。フランスの2人から始まって、選手権大会では珍しい最終滑走のチャンで締める競技は、観客席の床が抜けそうなほど(床を足で踏み鳴らす応援を行うため)、天井が落ちそうなほどの大熱狂になりそうです。 小塚君は2Gのしかも早い滑走順になりましたが、自分らしく悔いない演技を。 大会というものは待ち遠しく思っていてもすぐにやってきて、始まったと思えばあっという間に終わってしまうもの。今大会もあと1日となりました。日本では競技放送開始が4日目からだったのでなおその思いが強いです。競技最終日の男女FSは、どの選手にとっても充実したものになるように。我々も8時間を存分に楽しもうと思います。 ・たった今ペアFSが終了しました。高橋組はFSも最高の演技で3位、総合でも3位に入って見事銅メダルを獲得しました!ほんとうにおめでとうございます! サフチェンコ組がFSでも健闘し2位で、総合では僅差で1位、連覇を達成しました。ボロソジャー組がFSは自己ベスト更新の素晴らしい演技(ほんとうに凄かったみたい!)で1位になり、総合では2位で銀メダルを獲得しました。 31日の放送ではトップ3の放送が実現することを望みます。全体にとても高レベルの大会だったようなので、JSPORTSの放送も待ち遠しいですね。 次回世界選手権の出場枠はロシアが3をキープ。ドイツとイタリアがひとつ減らし、中国が3に増やしました。 <3月30日午前5時20分過ぎ記す> ・女子SPが終了しました。「欧州開催の世界選手権は荒れた展開になりやすい」と言われるようで、最近でも2008年大会、2010年大会などが記憶に新しく、今大会もそんなことを感じさせます。女子SPも上位選手のノーミスは2人だけでした。3回転-3回転のコンビネーションは11人(UR判定も含む)が行ないました。欧州開催世選は欧州勢が成績で圧倒する傾向にあり、女子はFS最終Gに北米選手がひとりも残れませんでした。 テレビ放送だとずいぶん会場内の残響があるように聞こえ、高い天井の会場に仮設の照明やスクリーンをテント状のもので吊るしていてそのせいもあるのかなと感じましたが、会場ではどんなふうに音楽が聞こえるのでしょうか。向正面中央前方がフランス選手席で応援している姿が何度も見え、国別対抗戦みたいで微笑ましかったです。 女子SPはレオノワが首位。全要素プラス評価(ジャッジ1人が1要素のみマイナスをつけているだけで、全体では全要素プラス)、オールレベル4の完ぺきな出来栄えでした。ニースで毎年行われる大会「クープ・ド・ニース」への出場が多く、この土地との相性の良さを感じていたようです。レオノワは大舞台に強い人、試合に強い人という印象が以前からあり、今回もあらためてそんなことを感じました。 (以前の)アシュリー・ワグナーを形容する言葉「The Almost Girl」(あとちょっと、のアシュリー)は日本でも知られるようになりましたが、レオノワにもまさにその言葉は当てはまり、ISU大会優勝は09年世界ジュニアのみ、けれども試合には強くて上位常連、という人です。ISUシニア大会「初の1位」は世界選手権SPスモール金メダルという小さくて大きなステップでした。今季は「冷静と情熱のあいだ」のバランスがうまく取れている感があり、1日おいたFSでも冷静に平常心で取り組めることを願います。準備がすべて出来ていたようで、現地入りしてからの軽い調整ぶりや、FS最終組一番滑走は昨年の世界女王と重なりますが、これが良縁となるかどうか。 2位は、全選手中いちばんの出来と感じた村上さん。気迫ほとばしる演技には強く気もちを揺さぶられるものがありました。いっちょやったろかと気負いこんで臨み、手からするりと逃げて行ったのが全日本と四大陸のタイトル。3回目のチャンスは冷静に平常心で迎えられると思います。 3位コストナー、4位浅田さん、5位鈴木さん、8位ワグナーは大きな失敗があってもこの順位と得点にとどまれた幸運があり、FSのポテンシャルからしてもメダルの可能性は充分あります。今回表彰台可能性のあるSP8位以上の選手は皆、ある意味「The Almost Girl」なのかもしれません。 7位のゲデバニシビリ、9位の張可欣、12位のマコークルは良い演技だったのに地上波でのSP放送が無かったのは残念でしたが、FSは放送してくれるというメッセージかとも感じます。 1日おいて心身をリラックスさせ、土曜日のFSでは皆が納得のいく演技が行えることを願います。 icenetwork.com:女子SP上位選手インタビュー ・女子FS滑走順&タイムスケジュール (PDFファイル) ・男子SPは1Gから楽しみな選手が登場します。一般的にはチャンと高橋君が登場する4Gに注目が集まるのでしょうが、私は「いっちょやったろか」感がただよう、若手選手ぞろいの5Gがいちばん楽しみです。 男子SP滑走順 ・アイスダンスFDは大盛況・大興奮のうちに終了しました。優勝は両プログラム1位のバーチュー組、2位はデービス組、3位は自己ベスト更新のペシャラ組でした。メダリストの皆さん、ほんとうにおめでとうございます! カナダ、米国、ロシアは来年大会出場枠3をキープしました。中位選手で特筆すべきは中国のファン&ツェンで、毎年GPシリーズでは高評価を得ても選手権大会で伸び悩むパターンが続いていましたが、今大会は総合12位に入り、来季ダイレクトエントリー枠を確保しました。 <これ以前に記した情報はこちらから> 2012年 03月 11日
・Reborn Garden (新横浜スケートセンター。安藤美姫、中野友加里、武田奈也、南里康晴、小林宏一、柴田嶺、ウィアー、ランビエール、マイヤーほか)
この日の模様の一部は本日放送のテレビ東京系地上波「ソロモン流」で紹介されました。 maochika3さん作成の、このショーに関するツイッターまとめ 中野友加里さん応援ブログ 西田美和さん公式ブログ。Reborn Garden関連エントリー多数 ・リンク復興演技会 (アイスリンク仙台。荒川静香、本田武史、田村岳斗、羽生結弦ほか) 朝日新聞 MSN産経 時事通信 共同通信 <参考記事> 毎日新聞:(荒川さんの)好きなもの ※同紙書評欄連載記事。著名人が週替わりで自分の好きなものに対する思いを綴る 2012年 03月 11日
<3月11日夜記す>
シニア女子FSはコストナーが今季最高(で、たぶん彼女の全キャリアでも最高)の演技内容で高得点を獲得し、総合でも圧勝。おめでとうございます!最良のタイミングでの大会参加ができました。PCSが随分高いと数字だけ見た時点では思いましたが、映像を見ると極めてまっとうな評価がされたうえでの結果だと実感できました。技術点はむしろ抑えられた感があり、世界選手権で同等の演技ができた場合はどのぐらいの評価になるか…と驚嘆するほどの演技でした。 2位は、こちらも今季最高&たぶんキャリア最高の両プログラムの演技ができたマルケイ。彼女は不確定要素が多く、これまでも良い演技をB大会等で行なってこれは!と思うと次は崩れたり、ということも多いのですが、世界選手権でも同等以上の演技ができるとほんとうに楽しみです。久々の日本での大会参加(国別対抗戦出場)が実現することを期待しています。 3位は両プログラムとも残念な出来&演技内容になってしまったシズニー。世界選手権に向けてどのように持ち直すかを見守っていきます。 FSは素晴らしい演技で4位だった村元さんは総合7位、演技映像アップが待たれます。鈴木さんは総合9位でした。 大会結果ページ (現地との時差は8時間) 大会公式YouTubeチャンネル (随時映像がアップされる) <3月11日午前2時過ぎ記す> シニア男子FSが終了しました。ジュベールがFS1位で総合優勝。両プログラムとも、自国開催世界選手権に向けて大きな希望が持てる演技ができたと思います。おめでとうございます!FS2位のアボットが総合2位、FS3位のコンテスティが総合3位でした。木原君はFSで健闘し総合7位でした。 <3月11日に日付が変わったころ記す>大会が進行中です。 ・シニア男子SPは高レベルのもので、アモーディオが首位、ジュベールが2位、アボットが3位で発進。この3人は4回転を行ないました(ジュベールは2種類)。4位はプログラムを新しくしたコンテスティ、5位は欧州選手権の好調を持続し素晴らしい演技を行なったヘンドリックス、6位はロシア選手権でも好演技を披露していたバリエフでした。 素晴らしいSPを滑ったアモーディオでしたが、10日朝の練習で足を痛め、残念ながら棄権しました。けがの部位&程度は不明で医師の診察を待つところですが、深刻なものでないことと、地元開催の世界選手権で素敵な演技が披露できることを願います。フランス国内選手権以降行っている新しい2プログラムは今季ベストに数えられる魅力的なもので、欧州選手権両プログラム&今大会SPでは技術面&演技面で目を見張るものがありました。 SP6位以上の全員にメダルの可能性があると感じます。特にヘンドリックスがキーパーソンかも。 ・シニア女子SPは、コストナーが抑えた演技内容でもダントツ首位発進。2位は転倒でコンビネーションジャンプが行えなかったシズニー。3位はこの日最高の、そして自身最高のSPが行えたマルケイ。鈴木さんは7位スタートで、要素抜けがあり国際大会での実績があまりなくても技術点&演技構成点いずれも高い評価を得られ、彼女の演技の質の高さが認められたと感じます。注目していたV.ヘルゲションは失敗があり出遅れましたが、魅力的なFSでどこまで挽回できるか。彼女の両プログラムは、私にとっては今季女子競技プログラムのベストなので。 大会公式サイト <以下、3月8日記す> 毎年3月にオランダのハーグ(デンハーグ)にて行なわれるフィギュアスケート競技会「チャレンジカップ」は世界選手権直前の大きな大会で、特に欧州男子有力選手が参加することもあって多くのスケートファンの注目を集めますが、現地時間3月8日開幕の今年は例年以上に豪華な顔ぶれが揃い、「第二欧州選手権」とも「プレ世界選手権」とも呼びたくなるほどで、とても楽しみです。 日本からはシニア部門に木原君、村元哉中さん、鈴木春奈さんが出場するほか、ノービス以下の部門に若手選手が複数参加します。 参加選手一覧 (PDFファイル、3月6日現在、5ページ) 大会スケジュール 大会公式ツイッター 2012年 03月 04日
<3月4日午前5時過ぎ記す>
・女子FSが終了し、高レベルの大接戦の連続だった今大会は全競技を終了しました。 女子はリプニツカヤが力を如何なく発揮できたようで、SP&FS両プログラムの技術点&PCS、そのすべてで他を寄せつけない高得点を獲得し1位となり、見事優勝しました。2位は国際大会では初といっていい大舞台で高評価を獲得できたゴールドで、3位は苦戦しながらもまたまた「試合に強い」ところを見せたソトニコワでした。ソトニコワは今季ISU大会ではすべて3位でスコアでも苦戦しましたが、苦しい時期に奮闘したシーズンともいえます。メダリストの皆さん、おめでとうございます! 4位は宮原さん、5位は大健闘ジジュン・リー、6位はFSで順位を大きく上げたシェレペンでした。佐藤さんは12位、庄司さんは20位でした。日本は女子も来季世界ジュニア出場枠が2になります。 ・今大会は全カテゴリーで選手層の厚さ、レベルの高さに特筆すべきものがありました。その結果、どの種目でも超僅差の戦いになり、勝負の行方がなかなか見えてこなくて、最後の最後までハラハラする展開が続きました。良い演技が多かったようだし、自身のマックスの出来栄えで高い満足感を得られた選手も多かったと思います。しかし一歩進んで、五輪まで2年の超戦国時代に突入した選手たちの競争という観点からすれば、今後はどの国もより高いところに到達するにはかなりの戦略が必要かなとも感じました(エース選手を育成し、その国やそのカテゴリーの「顔」的存在として常にアピールすることなど。今大会はPCSの出方にかなり特徴があり、すでに実績のある選手、SPとFSの出来が揃った選手たちは「傾斜配点」と言っていいほどPCSが惜しみなく出たし、そのことがジャッジサイドのメッセージとしてはっきりと伝わった)。 <3月4日に日付が変わったころ記す> ・男子競技が終了しました。FSも予想通り、過去最高レベルでの好演技の連続だったようです。ハン・ヤンがFSでは4Tも決めて逆転優勝、ファリスが2位、ブラウンが3位。この3人は両プログラムとも力を出し切って表彰台に到達できました。おめでとうございます! 日本勢は田中君がFS5位の総合7位、日野君がFS9位で総合も9位、宇野君が両プログラムとも10位で総合も10位と全員トップテン入りの大健闘でしたが、上位2名の順位合計が13を超えたため、残念ながら来季世界ジュニア出場枠をひとつ減らすことになりました。彼らは今大会、FSではマックスの力を出せて評価にもつながったと感じますが、SPで力を出し切れなかったことが残念でした。また今後の課題として、PCS対策を本格的に行う必要があるのかなと痛感しました。他国代表も大きくスコアを伸ばす選手が相次ぎ、技術力強化だけでは対抗できない印象を受けたので。 ISU:大会結果ページ (現地と日本との時差は6時間) スポーツナビまとめブログ この大会は競技終了直後の3月4日深夜にフジテレビ(おそらく同局ローカル)で放送されます。 また、JSPORTSでは3月後半以降、全カテゴリー有力選手の演技が放送されます。こんなに放送が待ち遠しい世界ジュニアは初めて! 例年通りですとBSフジでも放送が行われるものと思われます(確認後に追記します)。 写真特集 ISUのフェイスブック AbsoluteSkatingのフェイスブック アフロ <これ以前に記した情報はこちらから>
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