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2010年 08月 29日
きょう昼の公演を見てきました。今回は回ごとの趣向が凝らされたようで、他の方のレポートを読むのも楽しかったです。
私はこのショーを見に行くのが3年ぶりでしたが、見た全体の印象は「スターズ・オン・アイスのアットホーム版」(SOIも大箱のわりにはアットホームですが)という感じで、今回5回めのショーで何回も出ている人もいるけれど、それだけ個々のスケーターの基礎力がぐんと上がった印象でした。今回出演者は全員が五輪を経験し、世界チャンピオンも五輪メダリストも多数という豪華な布陣で、その顔ぶれにふさわしく総じて演技の出来が良かったです。特に日替わりで演目を披露している小塚君と安藤さんの出来がとても良く、どちらも最も見たかった演目を披露していたのが嬉しかったです。 今春のSOIで見ることがかなわず、多分今年は今回だけの来日になるであろう、ライサチェックとベルビン&アゴストを見ることができたのも幸福でした。 荒川さんは、昨年のショーでは皆さんのレポートを読む限り、かなり脇にひいた感じがあったのかなと思いましたが、今回は実質的な司会進行役もほとんど一手に引き受け(発声が良くなっていたのが印象的だった)、春のSOIで若干の不安を感じたスケートそのものの出来が今回良かったし、それより何より、困難を極めるであろう(実質的な)個人名義のショーを5年連続で続けてきた労力と心身のパワーを讃え、感謝したいと思います。 通常私は会場でパンフレット類を購入しないのですが、今回は各人の手書きメッセージ満載ということと、韓国での荒川さんとD.ウィルソン氏との振付作業写真レポートがあるということで入手しました。そこでの記述も参考に、各人の29日昼公演演目と演技印象を記していきます。 第一部滑走順・演目 オープニング1 オープニング2 鈴木明子 田村岳斗…多分マイケル・ブーブレで「フィーバー」 タニス・ベルビン&ベンジャミン・アゴスト…ジェイソン・ムラーズ「If It Kills Me」 本田武史…「She’s a Genius」 シェイリン・ボーン&Don Mescall イリア・クーリック…東方神起「ボレロ」 荒川静香…「I Got Rhythm」 エバン・ライサチェック…「火の鳥」 プレゼント&小塚君滑走プログラム抽選コーナー 第二部滑走順・演目 男子グループナンバー(高橋君、小塚君、本田さん、田村さん、ライサチェック、クーリック) ボーン…ビヨンセ「Single Ladies」 本田 小塚崇彦…リスト「ピアノ協奏曲第1番」(今季FS) 田村 クーリック このあとは世界チャンピオン(世界選手権優勝者)の演技で、 安藤美姫…Linda Eder「Why Do People Fall in Love」 チン・パン&ジャン・トン…「見果てぬ夢」(EXバージョン) 佐藤有香…「It Don't Mean a Thing」 ライサチェック…マイケル・ジャクソン「マン・イン・ザ・ミラー」 高橋大輔…マンボメドレー(ペレス・プラード・メドレー)(今季SP) 荒川…サラ・ブライトマン「Who Wants to Live Forever」 フィナーレ <演目について> オープニング1…全員参加のパフォーマンス。写真でも見られた筒状の布のモニュメントにはバンクーバー五輪メダリスト(ライサチェック、高橋君、パン&トン)が入り、他のスケーターがその周囲で滑った後、メダリストたちのシルエットが映し出されて登場。オープニング全体の印象は悪くなかったですが、布モニュメントは今後は無いほうがいいかもしれません(北側から見た人はフラストレーションがたまったかも…。アテネ五輪開会式、北京五輪開会式、バンクーバー五輪閉会式ソチ五輪紹介イベントなどの布を使ったパフォーマンスのイメージがどこかにあったのだと思いますが、数年前のクリスマス・オン・アイスの大きなツリーで演出が見えにくかった件を思い出しました)。 オープニング2…世界女王4名(荒川さん、安藤さん、佐藤さん、シェイリン・ボーン)と、大勢の女子キッズスケーターとのコラボレーション。ソルトレーク五輪開会式、バンクーバー五輪エキシビションでのイメージを感じさせるものでした。今回のショーの大きなテーマが「(メダリストから次のメダリストへ、次世代のスケーターへ)受け継ぐ」ということだったようで納得のいくものだったし、このパートは素敵でした。子どもたちの中でも今回ひときわ大きな注目を集めていた最年少のスケーターは、身長80センチぐらいで多分2~3歳ぐらい。見事なレイバックスピンを見せて主役を演じていました。 <その2に続く>
by morningdew21
| 2010-08-29 22:19
| アイスショー(国内)
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