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2010年 08月 30日
・荒川さん…両プログラムともD.ウィルソンの作ということなのかな?できたてで、対照的な魅力のあるプログラムを、素敵にこなしていたと思います。
「アイ・ガット…」のほうは、4ビートというより16ビートに近い、とてもテンポが速く細かく刻んだ変拍子に近い曲で、ウィルソン好みというか「らしい」感じ。あの難しい曲をよくあれだけ軽やかに涼やかに滑っていたなぁとひたすら感嘆。かつて「踊れないスケーター」と言われ続け、スケーターとしての枠も広いとはいえなかった彼女が、年々歳々新しいことにチャレンジして、少しずつ枠を広げステップを上がっていくさまを見られるのは素敵なことです。 第二部で滑ったほうは、クイーンの後期のヒット曲で最近ではシェン&ツァオの演技でもおなじみの曲。カバーが多いのですがサラ・ブライトマンのバージョンは知りませんでした。クイーンのオリジナルか、インストルメンタルだと自分としてはより好みだし、そういうのも見てみたかったけれど、歌詞の精神性(一日、一瞬を大切に生きよう)を伝えるという意味ではブライトマンの崇高な歌声も良かったのかもしれません。このナンバーはイナバウアーが入っていないということに会場で気づかず、他の方のレポートで教えられた次第ですが、曲が終わった後に長いイナバウアーを見せてくれるなど今回の彼女はサービス満点で、とてものびのびと滑り、跳び、演じていたと思います。 どちらも、今後何度も見る/見せる機会があると思うし、そのたびに良くなっていくと思うのでほんとうに楽しみです。 全員のプログラムが終了して観客に感謝の言葉を述べた後、マイクを片手に持ったままイナバウアー→3Tなんていうのも見せてくれました。 ・ライサチェック…五輪金メダル獲得後(もっと言うと世界チャンピオンになってからずっと)セレブ街道まっしぐらというか超多忙を極めており、今回公演の直前にもミスユニバースの審査員を務めて日本入りと、いつ練習できるのかと思える中でも、以前と変わらない実直で篤実な、温かい心の伝わる演技を見せてくれました。回を重ねるごとに演技が良くなっていったようで、会場で見るとさらに魅力を増すスケールの大きさと力強さも健在。現代カードショーの放送でも素敵なプログラムと感じたマイケル・ジャクソンのナンバーを見ているとき、今回のショーではいちばん目頭が熱くなりました。 <その4に続く>
by morningdew21
| 2010-08-30 05:05
| アイスショー(国内)
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