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2012年 01月 31日
今週はフィギュアスケートの欧州選手権&全米選手権が行なわれます。両大会ともJSPORTSにて長時間の放送が予定されています。
<1月31日午前記す> ・今年の全米選手権男女は、ほんとうに素晴らしかったです。これまでのどの大会にも増して、この選手たちを来年も見たい、成長を見届けたいという選手が男女ともにたくさん居た大会でした。 男子FSは第3グループまで素晴らしい演技の連続で高得点が続き、第4グループの6分間練習でもワクワクソワソワしていました。肝心のトップ6にはいささか平凡で残念な演技が続いてしまったのですが、大トリのアボットが素晴らしい素晴らしい演技を行ない大会記録の高得点で優勝し、見事に締めてくれました。アボットの演技は素晴らしかったですが2010年のようなノーミスのものではなかったので、逆に選手権大会での好演技が予想・期待できるものとなり、今後がとても楽しみです。 2位のリッポンは、ついに自力で世界選手権代表をもぎ取るには充分な両プログラムを行なえました。ただ、FSはGPSの時から前半部の凡庸さ・隙間が多い感が気になっていたのですが、ルール対策で冒頭のジャンプをあえて2Sで始めたり(※2度入れる3回転ジャンプは3Aと3Lz。冒頭のジャンプは4Sもしくは4Lzで行えるよう準備しているとのことだが、今大会は精度が低かったため入れなかった。こういう場合2Aを代わりに入れることが多いが、リッポンは3Aが不安定で、このプログラムには他にも2Aが1回、3Sが1回入るため、冒頭のジャンプを今回のように行ったと思われる。ただ、生放送で実況&解説者が『不調のためそうなった』と思ったまま気付かなかったほどで、ISU選手権代表選考会だったためやむを得ないのはわかっていても、当方も残念だなぁと思って見ていた。コンテンツシート参照)、プログラムの印象が下がり凡庸さをさらに強調しているように見えたのが惜しまれます。四大陸&世界選手権では成績結果にこだわらず、そのあたりを果敢に挑んでくることを期待します。 3位のマイナーは今季FSが昨季ほどの魅力には届かずPCSが伸びなかったことと、今年はミスがあったのが残念。スケーターとしてのタイプは全く違うけれど、今季のビジュアル(衣装など)がアボットと酷似しているのも損かなと感じました。4位のマーバヌーザデーは、FSを大幅に改変し、その改変の方向が彼の魅力を殺す方に向いてしまったようなのが返す返すも残念。来期はコロラドのスタッフと一からじっくり組んで素敵なプログラムやパフォーマンスを見せてもらえるのを楽しみにしています。5位のラッザーノのFSは全選手中屈指の素晴らしさでした。ラッザーノや、素晴らしいFSを演じたキャリエール、ホクスタイン、スコット・ダイアー、アレックス・ジョンソンなどはぜひ今後のNHK杯や13年大阪開催の四大陸などで見てみたいと感じました。 女子はFSも素晴らしかったです。昨晩行なわれた再放送をまたじっくり見て感動を新たにしました。優勝のワグナーは素材は絶品だけれどどこか詰めが甘いところがあり、「ブロンズコレクター」に甘んじているように見えたのが歯がゆくてたまらなかったのですが、西海岸に拠点を移し、名匠ジョン・ニックスや、こちらも名コーチで今季の素敵な2プログラムを作ったフィリップ・ミルズなどスタッフにも恵まれ、万全の準備ができていたようで余裕があり大会を楽しんでいるように見えました。FSの「ブラックスワン」は音楽を使用するスケーターが今季非常に多く、GPSの時点では彼女らしくきれいで折り目正しいけれど優等生過ぎる印象がありましたが、今回のパフォーマンスには凄みや迫力、女王の格のようなものが感じられ、素晴らしかったです。 2位のシズニーはGPF時のけがの影響が無いとはいえず、抑えた演技でしたが最低のラインは守りました。今季FSは割とハイライトのない印象で(武器のはずのスパイラルもいつ行ったのか気づかないほど地味な場所に入れているなど)、世界選手権までの2か月間で体調を整え、プログラムの練り直しなどじっくり行ってもらえればと思います。 3位のザワツキーは、先に記したようにSPは最高の演技を行なえました。練習拠点であるコロラド開催の四大陸ではFSでものびのびと、悔いのない演技を。4位のキャロライン・ジャンは、私にとっては今大会でもっとも演技が心に届き、感動的だったスケーターでした。彼女も充分に準備ができていたようで、期間中ずっとやさしい微笑みを浮かべながら大会を楽しんでいました。現コーチのオッペガード夫妻とのチームも丸一年で、成果が確実に出てきたと感じます。四大陸選手権出場おめでとうございます。今回のようにのびのびと楽しんでほしいと思います。 今季女子は各国とも鉄板で強い選手がいるわけではなく、世界選手権優勝ラインが180点台に下がることも予想され、全米でも良い演技を行った選手が多く、そうなると今季の行方はさらに混沌としてくる一方で面白いとも言えます。 ペアはデニー&コフリンが優勝、2位がマーリー組、3位がエボラ組でした。現在世界選手権2枠の男子・女子・ペアいずれも、今年の世界選手権では3枠に増やせそうな、そんな強力メンバーが上位に揃ったと感じます。 アイスダンスは優勝デービス組、2位シブタニ組、3位は新チームのハベル&ドナヒューでした。 USFSA:今季ISU選手権米国代表選手 2012全米フィギュアスケート選手権公式サイト 大会結果速報ページ (リアルタイム更新、現地と日本との時差は17時間) icenetwork.com:大会ニュース、写真等のリンク集 ゲッティイメージズ:2012全米フィギュア写真特集 ・欧州選手権男子FSは好演技の連続でした。その中でも、凄い気迫で2つのプログラムを演じ見事優勝したプルシェンコと、詩的で美しい2つのプログラムで銅メダルに到達したアモーディオが、私にとって今大会MVPと呼べる存在でした。アモーディオの今回の演技&プログラムは、自国開催世界選手権への大きな期待を抱かせるものだったし、今大会でのフランス勢健闘は、国別対抗戦でフランスチームが見たいと切望させます。ジュベールの今大会での様子にも胸がいっぱいになったので。 JSPORTSの生放送では実況担当者の勘違いがあったようで、ロシア女子の今年の世界選手権出場枠は「3」です(昨年はレオノワ4位、マカロワ7位)。特に大きな不調・故障が無ければ、欧州選出場の3人がそのまま出場するものと思われます。コロベイニコワがFS2位、総合で4位にまで到達したのは予想できたこととはいえ素晴らしかったです。 欧州選手権では、ロシアが7つのメダルを獲得。フランスが2つ。イタリア・フィンランド・グルジアが1つずつ獲得しました。 ISU:2012欧州フィギュアスケート選手権結果ページ (現地と日本との時差は9時間) 写真特集 ゲッティイメージズ absoluteskating.com AFPBB VORロシアの声:フィギュアスケート記事一覧 時事通信 スポーツナビ:プルシェンコについての野口美恵さんコラム absoluteskating.com:上位選手へのインタビュー。興味深い内容ですのでご一読を <参考記事> icenetwork.com:昨年10月に行われたバンデルペレンへのインタビュー <1月28日午後9時半過ぎ記す> ・全米選手権SPは男子も良かったです。7位ぐらいまでの選手は大きな達成感が得られたのでは。新顔が多かった女子とは一転し、大半が常連選手の男子は知り合いの子の成長を目を細めて見守るような楽しさがあります。 アボットは素敵なプログラムを質良くいきいきと演じてダントツの首位発進。こちらもビビッドな演技がミスなくできたリッポンが2位。リッポンはシニア転向後の全米選手権SPでは一度も良い演技ができず、表彰台に乗れない(ピューターメダルすら無い)状況が続いていましたが、今年は期するものが大きいと感じます。FSのポテンシャルから見ても、3位のマーバヌーザデー(両プログラムとも良いものだが今季は評価が上がらず、NHK杯後にコロラドスプリングスへと拠点を移した)、4位のロス・マイナー(ミスが少なく加点のつく演技ができる)との僅差の勝負になることが予想されます。日本時間30日朝の男子FSの結果はいかに。 全選手中唯一、マックス・アーロンがSPから4回転ジャンプ(4S)を行って成功しました。 アイスダンスは予想通り3位争いが大接戦。 米国は日本と同様に、トップ選手に次ぐ層が厚いので、今季は四大陸選手権の派遣がどうなるかに注目しています。四大陸まではあまり日数が無い、でも米国フィギュアスケートの総本山コロラドスプリングスでの開催、という意味でも。シニア女子の結果如何では、ジュニア女子優勝のグレイシー・ゴールド(16歳)の四大陸&世界選手権派遣の可能性もあるようです。 ・欧州選手権は男子FSが始まりました。この後女子FS最終演技者までリアルタイムで楽しもうと思います。終了後に少しだけ追記するかも。 アイスダンスはペシャラ組が逆転優勝で連覇、ボブロワ組が2位。それに次ぐ選手たちは大接戦でイリニフ組が超僅差で3位に到達し、シニアISU選手権初のメダルを獲得。4位はカッペリーニ組、5位はリャザノワ組でした。両プログラムとも自己ベストを大きく更新して6位になった地元のクームズ組は、大会MVPに匹敵する大健闘といっていいと思います。現時点で欧州勢のスコアは北米勢に大きく水を空けられているので、今後2か月での各選手の奮闘を期待します。 カップル競技が終了して、6つのメダルのうち5つをロシアが獲得しており、シングル競技でもまだまだ(最大で4つぐらい)増やす可能性があります。昨年の同大会ではメダル3つでした。 <1月28日午前3時過ぎ記す> ・全米選手権女子SPは素晴らしかった!私が同大会の放送を見るようになった2008年以降、女子SPとしては最高の内容だったと思います。残念な結果に終わった人もいましたが、大半が自らの力と個性を存分に発揮できた、世界トップの選手層と愛好者を持つ国の国内選手権にふさわしい、ほんとうに見ごたえのある競技でした。GPSの際は体がずいぶん大きくなってしまって…という選手が多かった米国女子でしたが、どの人も見事なまでに体をシェイプしてきて、今大会の米国選手にとっての重みを痛感した次第です。SP1位から5位までと、6位から17位まではそれぞれ僅差です。FSでも彼女たちの好演技を期待し、楽しみにしています。 SPトップに立ったザワツキーの演技は、今季女子SPでは私が知る限りの全大会中、鈴木明子さんのNHK杯SPと並ぶ、文字通り双璧と呼ぶにふさわしい、素晴らしいとしか言いようのないものでした。あの大きな体を存分に大きく使って、技術・表現・音楽とのシンクロ等々、どこをとっても力強く素晴らしい、女王の演技と呼べる存在感あふれるゴージャスなものでした。 上位陣で私が見てもっとも感激したのがキャロライン・ジャン。演技を見ている間、若いベテランと呼んでいい彼女の山あり谷ありの選手生活が頭に浮かび、でも今は皆の前でこんなに素敵に演技を行なっている、と思いながら涙が止まらなくなりました。録画を見てまた泣いている次第です。私が知る限り彼女のこれまでの最高の演技だったと思います。 ふたりとも、もうSP番長とは呼ばせない、そんなFSが行えるのを楽しみにしています。 ポジション・得点で良い位置でスタートしたのはシズニー&ワグナーだったかなと思います。日本時間日曜日に行われるFSではどんなドラマがあるでしょうか。 今大会女子競技解説の太田由希奈さんはコロラドスプリングスでの練習歴が長く、米国のフィギュアスケーターやその練習&生活、スケートリンク事情、オリエンタルの選手が白人等の選手たちに交じってアピールするには、といった事々についてざっくばらんにさまざまな話をしてくれて、とても興味深く楽しく聞くことができました。 全米SPはマーリー&ブルーベイカーが2位以下をかなり引き離して好発進。スケートアメリカで見た彼らの今季SP「雨に歌えば」はほんとうに素敵でお気に入りでしたから嬉しかったです。トップ4すべて好きなチームです。FSではそれぞれ悔いない演技を。 ・欧州選手権は女子SPを終了しました。多くの選手に少しずつミスが出て、得点的には伸び悩んだように見えますが実際には好演技が多かったです。特に印象が良かったのはコルピ、ゲデバニシビリ、シレーテ、ヘルゲッション姉妹、グレボワといった人たち。メダリストはFS最終グループから出るとは思いますが、どういう顔ぶれになるかは当日の出来次第。皆が悔いなく演じられますように。 この大会女子解説の岡部由起子さんは今、もっとも優れた解説者だと私は思っていて、現役ISUジャッジとしての詳細な技術解説や、聞きやすく暖かくて優しい発声が素敵で快いし、何より「ISUがどういう方向で選手を評価していくのか」という姿勢(選曲重視・音楽と演技との調和重視・総合力重視の方向性など)を率直に示して公に知らせていることが素晴らしいと思います。 ペアはFSもロシアが上位トップ3を占め、欧州選手権表彰台をついに独占しました。写真で見た、表彰台でロシア国旗を誇らしげに掲げる彼らの姿に圧倒されました。 ドイツ勢が大健闘で、サフチェンコ組を欠いても欧州3枠をキープしたのは特筆すべきことでした。フランスのバネッサ・ジェームスの新しい組も好演技だったようですし、このカテゴリーは高得点の連続で素晴らしい競技になった模様。来月の放送が楽しみです。 アイスダンスSDはレベル判定がかなり厳しかったようで、上位陣が軒並みレベル&得点を抑えられフラストレーションのたまる展開だった模様ですが、一方で大きく自己ベストを伸ばした組も複数あり、FDでの展開は予断を許しません。第3グループからの表彰台は実現するでしょうか。 <1月27日午前2時半過ぎ記す> ・欧州選手権は男子SPを終了しました。7人がSPから4回転ジャンプを試み、転倒したブレジナとジュベール以外はほぼ成功という状況で、上位陣(6位まで)はプルシェンコを除けば全員4回転を入れてきた選手です。今年ここまでの男子競技の縮図のような大会ではありました。英国人の好みなのか色味とコントラストを抑えたシックな放送画面だったし、観客の応援も整然とした感じで番組開始当初はちょっと盛り上がりに欠けるかな…大会場で集客も悪くないけれど、と思っていましたが、第4組の途中ぐらいから集中した熱い感じの戦いになってきて、こちらも入れこんで見ていました。 ガチンスキーは技術はほぼノーミス、演技面でも存分にアピールし余裕があり、いい意味でふてぶてしいプログラムで首位発進は納得。国内選手権と同等かそれ以上の出来で栄冠に手が届くと思うので楽しみにしています。プルシェンコは国内選よりもはるかにいい、印象に残る演技でした。アピールとは違う、今まで見たことが無いぐらいとてもいい笑顔で滑っていたのが心に深く残りました。FSでも悔いないパフォーマンスを。 上位陣でもっとも深く心に響いたのが5位スタートのアモーディオ。両プログラムとも完全にプログラムを新しくし、予定表に入れてこなかった4Sをほぼ完ぺきに決め、良く滑り良く跳び他の要素も良く、強いメッセージを見る者にぶつけてきた、SP自己ベスト更新の素晴らしい演技でした。FSは最終滑走。曲目からすると自伝的な内容になるのでしょうか、SP同様に悔いなく今の自分のすべてをぶつけてほしいと思います。男子FS全体がなんだかドラマのある滑走順になった気がして、好演技連続の昨年以上の素晴らしい競技を期待しています。応援していたシャフィーク・ベセギエ、ヨリク・ヘンドリックス、ゾルタン・ケレメンらの予想以上の大健闘も嬉しい驚きでした。 <1月26日午前3時半過ぎ記す> ・欧州選手権はペアSPが終了しました。サフチェンコ組は会場入りし練習も行ないましたが、残念ながら棄権を決定・発表しました。 競技は予想通りというか予想以上にロシア勢が好発進し、高スコアでトップ3を独占。他のドイツ勢をはじめトップ8が大健闘で、FSは第3グループからとても見ごたえのあるものになりそうです。日本での放送は来月ですが待ち遠しいですね。 男子SPは以下のようなタイムスケジュールです。第4グループに豪華メンバーが揃いました。 ISU:2012欧州選手権男子SPタイムスケジュール (PDFファイル) JSPORTSでの生放送は日本時間26日23時30分から。昨年同様に第3グループからの放送で、早い時間に登場し良い演技を行なった選手の映像は整氷時間等に紹介することになると思われます。 女子は、予選に出場したロシアのコロベイニコワ(今季JGPF3位、ロシア国内選手権は7位ながらISUシニア選手権出場可能年齢選手では3位のため今大会に登場)が自己ベストの出来で高得点をマーク。好調を持続できれば今大会初出場初表彰台の可能性も出てきました。15歳ですが長身で大人っぽく見栄えのある演技ができ、3回転ジャンプは5種類7つ跳べて総合力の高い美しい選手です。 現在SDが行なわれているアイスダンスは、予選が超激戦で非常にレベルの高いものでした(本選進出20組すべてがFDも滑れる模様)。こちらも競技の経過・結果がとても興味深く楽しみです。 <以下、1月23日記す> ・欧州選手権は英国・シェフィールドにて、現地時間23日から各カテゴリーの予選が始まります。男子はプルシェンコも予選から出場します(ロシア出場枠が昨年の2から3に増え、ロシア男子今大会出場選手中ISUランキング最下位のプルシェンコは予選出場が必須)。ペア競技は予選はありません。 AFPBB:2012欧州選手権展望記事 私もほぼ同様の見かたをしています。男子は例年以上の空中戦(高難度ジャンプ炸裂)の超激戦になりそう。 女子は、コストナーとレオノワの一騎打ちの予感。銅メダル争いをしそうな選手が多く、興味深い展開になりそう。 ペアは、アリオナ・サフチェンコが練習中に足を痛めて現在もあまり状態が良くなく、現地入りしてぎりぎりまで様子を見ながら出場の如何を決めるとのこと。ロシアは当初ボロソジャー組・川口組・バザロワ組が出場の予定でしたが、スミルノフが今年初めに急性虫垂炎の手術を受け調整不足のため川口組は今大会を欠場し、国内選2位のストルボワ組が出場することになりました。ロシア3組が表彰台独占の可能性もありそうです。イタリアのベルトン組が今年はどこまで成績を上げられるかにも注目しています。 アイスダンスは、ペシャラ組とボブロワ組の一騎打ちか。こちらも3位争いが興味深いものになりそう。 ・全米選手権はカリフォルニア州サンノゼにて開催。ノービス、ジュニア部門では競技が始まっています。 シニア部門では、世界選手権出場枠2の男子は今季はアボットがリードし(世界選手権に出場できれば今年は表彰台の可能性も大きいと思っている)、2枠目が誰になるかが最大の注目点。2位候補の選手が5~6人いて力がほぼ互角なので、当日の出来がすべてという感じ。 同じく世選2枠の女子はシズニー、長洲、ワグナーの力がほぼ互角と思われ、現時点ではワグナーの評価が高いようですが今年こそ力を発揮できるか。調整が遅れていたフラットはGPロシア大会ではかなり状態を上げてきており、調整能力が高い人なので今大会で力をピークに持ってこれるかに注目しています。 世選2枠のペアは今季GP出場組がどれも良いプログラム、良い演技を行なっていて今大会がとても楽しみ。どの組が決定的に強いというのがいないので、こちらも今大会当日の出来がすべてということでしょう。 世選3枠のアイスダンスは優勝デービス組、2位シブタニ組の可能性が高いと思いますが、3位を争う組は3~4組いて高レベルの大接戦になりそう。
by morningdew21
| 2012-01-31 06:00
| 競技・大会
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