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2012年 12月 19日
日本スケート連盟は12月18日、高橋成美&マービン・トラン組がペアを解消したことを発表しました。解散の主たる理由は国籍問題では無いことや、ふたりとも新しいパートナーを探す予定であることも記されています。
○日本スケート連盟は18日、フィギュアスケートの世界選手権(今年3月、フランス・ニース)で日本ペアとして初の銅メダルを獲得した高橋成美(木下ク)マービン・トラン(カナダ)組がペアを解消したと発表した。来年3月の世界選手権(カナダ・ロンドン)に出場する他の日本ペアはなく、この大会でのソチ五輪出場枠獲得はなくなった。 同記事へのリンク 日刊スポーツ 時事通信 共同通信 報知新聞大阪版2012年7月5日付:高橋成美さん単独インタビュー。五輪への強い志向を示している 高橋成美さん公式ブログ マービン・トラン公式ツイッター 日本国内のみならず人気があり評価の高いチームだったので、驚き残念に思った方も多いようですが、競技は長く続けているうちに(様々な理由で近年は特にペア選手の解散&新結成を繰り返すペースが著しく早くなっていて、07年結成の高橋組は有力選手ではパン&トン組、サフチェンコ組、川口組の次ぐらいに長く続いていた)、五輪観・競技観・パートナー観はどこでも変わってくるものであろうと感じ、当方には特に驚きは無かったです。充分に見計らったタイミングでの発表と思ったし、こういう展開への予感も多々ありました。 「近年、スケートに対する考えの食い違いから」と高橋さんの発表文にはありますが、今年の世界選手権で好成績を達成し、五輪が自分の実感できるところに近づいたのも大きかったと思います。以前の彼女は「五輪よりもマービン」という発言を繰り返していましたが、今年春以降めっきりその言葉が聞かれなくなり、代わりに「五輪」のフレーズが彼女の中で比重を増したように感じます。 今年のGPファイナル会場に高橋さんが来て観戦していて、元気な様子だったのは何よりだけれど、練習拠点でもない遠い遠いロシアに、しかも手術からあまり間が無い時点で来ていたことに、五輪への強い意欲を示すものではあっても、違和感を含めた驚きを感じた方も少なくなかったと思います。左肩と、以前から具合の悪かった右ひざを両方手術したのも、GPSや全日本の欠場を相次いで発表したのも、新しい場面での活動に備えたものだったのでしょう。察するにあまり遠くない将来に新パートナーを発表できる見通しも立っているのだと思います。 トランはツイッターを読む限りでは、はしごを外されたように戸惑っている感も否めませんが、モチベーションや能力の高い選手であり、今からカナダ選手として新しいチームをはじめても充分ソチ五輪や今後のカナダ代表選手としての活動に到達できると感じます(今季は高橋&トランの競技出場が無いため、代表の移籍も間に合うはず)。 2人とも非常に若いので、それぞれ新たな環境・場面での長い実りある活躍を祈念し、楽しみにしています。
by morningdew21
| 2012-12-19 02:10
| エトセトラ
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