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2007年 11月 05日
<6日追記>Skate Canada: Events: 2007 HomeSense Skate Canada International公式サイトから、大会の写真(クロージングバンケットの写真も掲載。数日遅れのハロウィーンパーティーで皆楽しんだようです)
ISU:スケートカナダ結果サイト <5日追記。女子フリーの結果について> 本大会は、高いレベルで力の拮抗した、とても見応えのあるものでした。 ・浅田さん…「勝てる試合を」「勝つために工夫し」「確実に勝つことができた」のは大きな成長で、自分の意思でそうしようと思い、できたのは素晴らしかった。 両方のプログラムを見て、彼女の体格と存在感が驚くほどでっかく(『でっかい』というのがぴったり)、風格を感じさせるものになっていたのに心底驚きました。日米対抗時には、彼女の個性に合っているか判然としなくて、この場ではレポートしなかったショート、今回初披露のフリー、両方のプログラムとも魅力的だと思います。 フリーは、まだ調整途上ということもありますがゆったりとゆとりを持たせた感じで「余白の美」を思わせ、できることならあまり詰め込まずにこのままで完成度を上げてくれたらと願うほどです。美しいプログラムを高い完成度でゆったりと見せる、そういう選手がいてもいいでしょう。 ・中野さん…フリープログラムの日は、この人のためにあったと感じました。強くてキラキラしたイメージの衣装・曲・演技、トータルで素晴らしかったと思います。この日の演技は、自己ベストの得点、トリプルアクセル成功ということではなく、文句なく彼女にとっての今までの最高の出来だったゆえに素晴らしかった。 なかなか破れなかったフリー110点の壁をついに突破した、2日間とも技術点は浅田さんを上回った等々の点も収穫でしたし、今シーズン向かっている方向は間違っていないと実感できました。体調にだけは注意して突っ走ってほしいです。 ・ロシェット…演技の残り1分までは最高の出来だったと思います。昨年のスケートカナダのことがありありとよみがえってきました。結果は知っていて番組を見ましたから、優勝を逃したのは滑走順で点が抑えられたのかと思った矢先、2つの大きな失敗が…。彼女と、このプログラムが大好きな私には悔やんでも悔やみきれないほどの結果でしたが、今シーズンもこのプログラムが見られるのはとても嬉しく、楽しみ。自国のファンの大歓声の中、メダルをキープできたのは良かったです。 ・若手選手たち…レピストは、この1日でいままで生きてきた一生分ぐらいのプレッシャーを感じたかもしれません。結果は残念でしたが、フリープログラムでも美しい演技と滑りの魅力は、世界中に存分に見せることができたと思います。ショートの日は、まぎれもなく彼女の演技が会場だけでなく、見た人を支配していたと感じました。 グレボワ、ワグナーの両名は果敢に3-3回転にトライしたり、自身の魅力を存分にアピールして素晴らしかった。武田さんはのびのびとした演技と最高の笑顔で、こちらも日本中・世界中のスケートファンにその存在と魅力を充分に伝えられたと思います。NHK杯での武田さんもほんとうに楽しみ! <3日の地上波放送終了後に記す> 大会の写真が各種サイトにアップされています。 Skate Canada: Events: 2007 HomeSense Skate Canada International公式サイトから Photo Gallery - 2007 HomeSense Skate Canada Barry Mittan jbmittan@skatetoday.com(複数ページあり) ISU : 大会初日梗概 男女ショートプログラムトップの選手に関してだけ記します。 ジュベールは体をよくシェイプしていたと感じました。世界選手権やジャパンオープンの際には、少しオーバーウェイトではと思うほど、衣装の外側にまで盛り上がって見えた筋肉に驚愕したけれど、今回は動かしやすい体にうまく調整してきたと感じ、実際にものすごく体の動きが良く、どの要素もすばらしかったです。オリジナル曲でしたがMatrix Revisitedという感じも受けました。 きょうのを見ただけで、高橋君とのトリノでの一騎打ちが楽しみになる出来栄えでした。衣装も素敵。(今シーズンの男子はオールインワン=つなぎの衣装が多いですね!バトルまでそうだったのにはビックリ!) フリー演技は先シーズンの持ち越しですが、国際試合初戦からフルスロットル(複数回の4回転を跳ぶ)で臨んでくるかどうか、楽しみです。 レピストは今シーズンがシニア大会初参戦。ショートでは自己ベスト大幅更新のすばらしい演技でした。実際に見て、強力選手が続々登場して世界中を驚かせているフィンランド女子だけあり、手ごわい印象を受けました。オリエンタルな感じのルックスや体型(フィンランド人はヨーロッパにありながらアジア人に近いといわれる)、美しく確かな演技のイメージはミシェル・クワンやスザンナ・ポイキオの妹分といった印象もあり、今回の成績はフリーでもフロックで終わらないかもしれません。皆さんもこの選手を覚えておいてもいいかと思います。 <以下、既述情報> 現地時間2日(日本時間3日)からフィギュアスケートグランプリシリーズ第二戦・スケートカナダが始まりました。現地との時差は13時間(大会期間中にサマータイムが終了し時差14時間に)。 ISU:スケートカナダ結果サイト 中野友加里応援ブログ(管理人さんがケベック入りし、現地からレポートを届けています) テレビ朝日系地上波局での放送スケジュール(男子フリーの地上波での放送はありません) BS朝日での放送スケジュール
by morningdew21
| 2007-11-05 00:10
| 競技・大会
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