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2009年 02月 22日
<2月22日、BSフジでのエキシビション放送終了後に記す>とてもいいエキシビションでした。全てのスケーターのパフォーマンスがこれほど良いエキシビションは、ほんとうに久しぶりのことでした。激闘を終え、日を改めてのショーだったこともあり、どのスケーターも余裕があり観客への感謝に満ちていて、のびのびと素敵な演技を披露してくれました。
出演者は各カテゴリー上位4位まで(けがからの復帰途上のアイスダンス2位・バーチュー&モイアは出演せず、同5位のウィーバー&ポジェが出演)。本日の放送ではウィーバー組以外の全選手の演技を紹介し、アイスダンス優勝のデービス&ホワイトは2プログラムをフルサイズで披露。フィナーレもフルに見ることができました。出演した日本選手3人と、男女シングル優勝者へのインタビューもあり、今回も充実した放送でした。 2月25日からは、今大会のJSPORTSでの放送が始まります。 <2月15日追記> IFS誌のサイトにバンケット写真が多数掲載されています(画像をクリックすると拡大)。とても生き生きとした素敵な写真の数々に嬉しくなります。 昨日のBSフジでの男子FS放送は、最終2グループのほぼ全員を見ることができ(李成江の放送があればパーフェクト!)、今回もまた、とても充実したものでした。「史上最高の四大陸選手権」の長時間&最高の放送に深く感謝します。 <2月12日のBSフジ放送終了後追記> 先ほど男女SPの放送が行なわれました。2時間20分の時間内に、男女とも最終2グループのほぼ全員(女子11人、男子9人)を放送するという、ビックリするほど中身の濃い充実したオンエアでした。 私は大会が行なわれた際は、演技を実際に見る前に詳しいスコアの確認を行なわないので(数字に目が惑わされるのを避けるため)、今回演技映像を見て実感・納得したことが多々あり、この人は評価されるべき点がきちんと見てもらえてよかった、この人はもう少し評価されてもよかったかな、等々興味深く見ることができました。 しかしあらためて、ほんとうにレベルの高い素晴らしい大会だったと思います。世界選手権・五輪に匹敵する競技レベルと場内の雰囲気があり、その点も面白く見ることができました。 今大会のBSフジでの放送は2月12日・14日・22日に行なわれます。 <2月10日夜、リンク追加> キム・ヨナミニホームページ:四大陸選手権2009バンケット写真(ページ右側のPhotoタブをクリック→左側のメニューのBanquetをクリック) <2月9日夜、ニュースリンク追加> バンクーバー経済新聞:エキシビション&男子フリー表彰式(スモールメダル授与式)レポート <2月8日昼追記> 四大陸選手権2009が終了しました。レベルの高い選手が揃い、予想したとおりレベルの高い戦いが繰り広げられ、なおかつ清新な空気もあり、感じの良い大会だと思いました。 出場者の顔ぶれから見ると場合によってはカナダが全種目優勝も夢ではないと思っていて、同国が3種目で銀メダル「止まり」だった時点では、フィギュアスケートでいまだ五輪金メダルがないカナダ男子の悪夢ふたたび?とさえ思いましたが、パトリック・チャンがプレッシャーなどどこ吹く風といった感じの自分のスケートを存分に繰り広げたようで見事優勝し、大会のラストを飾りました。 カナダ選手の得点が過度に評価されすぎることもなく(女子FSの公正な採点に感銘を受けました)、GPファイナルまではしばしばファンや選手・スタッフを当惑させ鼻白む思いをさせた「回転不足ダウングレードの過度の実施」も姿を消したように私の目には見え、適切な採点が行なわれたと感じ、その点でも印象が良かったです。 カナダの各カテゴリー二番手・三番手の選手が大活躍したのは強化が実っているということもあるのでしょうが、カナダ選手は自国の大会だと応援を力にして、自分の力を大きく発揮する傾向にあると今回も感じました。 男子FSの結果に少しだけ付け加えますと、ライサチェックは意地とプライドを持って今大会に臨んできたことが評価されてほんとうに良かったし、小塚君は日本の正月のイベントでも心身の疲れなどが前面に見えて苦しい状態がこちらにも伝わってきたけれど、今大会の練習&競技の過程と結果で今後への手がかりをつかめたこと、そして今大会の表彰台に乗れたのが他の何にも増しての成果でした。 織田君は海外での大きな大会出場が06年GPファイナル以来実に2年2ヶ月ぶりでしたし、SP・FSともあまり経験のない最終滑走ということで極限の緊張状態を今回味わったようですが、必ず通らなくてはいけない関門をいい時期に経験しましたので、今後に資するものが大きかったと思います。 今大会のSPトップ6はチャン以外は全員4回転にトライし、その成否で成績を分けた感もありますが、方向性としては良いと思うので、世界選手権での皆の奮闘を楽しみにしています。 女子FSは高得点が並ぶレベルの高いもので(4位から9位は昨年より10点ほど上がっている)、どの人も少しずつ失敗があり順位に少しずつ影響がありましたが、上で記したように神経質すぎる回転不足判定もなく、演技が行なわれたとおりのジャッジがされたと感じ、好印象でした。地上波放送は11位の選手までフルサイズで演技を放送し、その点も印象が良かったです。 浅田さんは先月半ばにひざを痛めたとの報があり、それだけでなく今大会での体調が非常に悪かったのは画面からも伝わってきましたが、FSはできたことの質がとても良かったし、頑張りと気持ちの伝わる演技で、そのことが報われたのは嬉しかったです。 村主さんのFSは技術的には得点源のジャンプの失敗はあったものの、プログラム全体のトータルパッケージとしての魅力が素晴らしく(他にトータルパッケージが好印象だったのはロシェットとシズニー)、今後に向けて前向きで明るい気持ちで臨めるものだったと思います。鈴木さんは7年前に出場した同大会と同じ順位だったことや、練習でできていたことが見せられなかったことに残念な思いが強いようですが、7年前とは比較にならないほど本人も大会のレベルも上がっている中での今回の結果は、成果と感じていいと思います。 大会最後を飾るエキシビションには浅田さん、小塚君、織田君が出演します。 ISU:四大陸選手権2009結果サイト 毎日jp写真特集 ニフティフィギュアスケート特集:2009四大陸選手権 AFPBB写真ニュース サンケイスポーツ:写真特集その1 その2 バンクーバー経済新聞:ヘッドライン・アーカイブス 同:フォトフラッシュ・アーカイブス(四大陸選手権関連記事を掲載) JSPORTSでは2月25日から今大会の放送が行なわれます。 <2月7日昼12時半過ぎ追記> 今大会は、フジテレビにて2月7日・8日に放送予定です(全国放送は7日夜のみ)。 女子FSが現在行なわれています。すべての結果が出るのは午後3時過ぎでしょうか。…トップテンは予想通りレベルの高い、一瞬たりとも目の離せない凄い展開になったようです。今夜の放送が待ちきれないですね! アイスダンス競技が終了しました。大接戦の首位争いは、デービス組がFDでバーチュー組をわずかにかわし、初の四大陸栄冠に輝きました。同じコーチのもとで練習し、ジュニア時代からのライバルの両チームですが、シニアの大会では初めて、デービス組の成績が上回りました。今季好調・高評価の彼らの世界選手権での活躍も楽しみにしています。 3位・4位争いも熾烈を極めましたが、米国チームがこちらも勝利。以上4チームは世界選手権でも上位進出が期待されます。アイスダンスは他種目に比べて平均年齢が高いと思っていましたが、四大陸圏のトップには若々しい顔ぶれが増えました。 <2月6日昼1時40分過ぎ追記> 男子SPが終了しました。首位は自己ベスト大幅更新のパトリック・チャン(歴代第2位スコア)、2位はライサチェック。3位から6位は僅差で小塚君、アボット、ムロズ、織田君と続きます。メダル争いはこの6人に絞られた感があります。明後日のFSが楽しみです! サンケイスポーツ:男子SP結果速報(日本選手コメント含む) <2月6日正午過ぎ追記> ペアFS、ダンスODが終了しました。ペア総合順位は1位から4位まで変わらず、米国の若手2組が続きました。井上組は7位。結婚を間近に控えており、今後の選手生活続行にも意欲的ですので楽しみですね。 ダンスは1位と2位、3位と4位、5位と6位の超接戦が続いています。今季好調の中国のファン&ツェン組の結果に注目しています。 男子SPは第4グループまで終了し、地元の(今大会の練習用リンク『8リンクス』に本拠を置く)ジェレミー・テンが現時点でトップ。ソン・ガオ、チェンジャン・リーなどおなじみのベテランの名前も上位にあります。日米加の強豪選手登場はこれから。声援を贈りましょう。 <2月5日夜追記> 女子SPが行なわれ、初日の競技日程が終了しました。キム・ヨナが自らの持つ新採点法でのSP世界記録を更新する演技で首位発進、2位はロシェット。3位はカナダ国内選2位で、その国内選ではSP首位発進だったシンシア・ファヌフ。ファヌフは昨年末のNHK杯で素敵な演技を披露し、私は会場で見ることができたのですが放送枠内に入る順位ではなく、残念な思いをしていました。今大会の放送では演技が見られると思います。とてもいいスケーターですので皆さん楽しみになさっていてください。 4位は今季ベストスコアを出した村主さん、6位が浅田さん、9位が鈴木さん。3位から9位までは僅差ですので、FSでいい演技ができたスケーターが表彰台に上がれるものと思います。間に1日はいりますので、選手の皆さんはゆっくり休養し、気分転換・リフレッシュに努めて、大一番に臨んでほしいと感じます。 共同通信:女子SP結果概要 ISU:女子FS滑走順 <2月5日正午過ぎ記す> アイスダンスCD、ペアSPが終了しました。リード姉弟は2日の公式練習で弟がひざを痛めたため残念ながら棄権。世界選手権に向けて調整するとのことです。ペアSPは首位パン&トン、2位デュベー&デービソン、3位ジャン&ジャン。4位は地元選手で私が大のひいきにしているデュハメル&バンタンで、演技を見た人のレポートによると素晴らしかったとのこと。上位4組は僅差です。5位は井上&ボールドウィンで、米国選手中トップで発進しました。 女子SPは2グループを終了した時点で、カナダ国内選3位になり久々の国際大会出場を果たしたアメリー・ラコステが好発進。有力選手は第5・第6グループに登場します。浅田真央さんがSPの衣装を新しくしました。 男子SPの滑走順抽選が行なわれました。 <2月4日追記> 初日日程(ダンスCD、ペアSP、女子SP)の滑走順抽選が行なわれました。 ISU:四大陸選手権2009結果サイト(現地との時差は17時間) 現地で解説を担当する八木沼純子さんが、公式ブログにてレポートを記しています。 <参考記事>バンクーバー経済新聞:スケートリンク事情など <2月3日追記> 四大陸選手権公式練習が現地時間の2日からスタートしました。日本選手は同日までに会場入りし、練習に参加しています。大会情報はフジテレビ系「すぽると!」にて連日紹介されます。 毎日jp写真特集 共同通信 毎日新聞 時事通信 東京新聞 読売新聞 <参考記事>報知新聞 大会公式サイト 練習&競技スケジュール(PDFファイル) <以下、1月31日記す> ISUのホームページにて、2月上旬にカナダ・バンクーバーで開催される四大陸選手権2009の出場予定選手が発表されました。 1年後に五輪競技が行なわれるのと同会場での大会ということや、北米での開催ということもあって、強豪国は全てトップ選手を送り込む豪華な陣容となり(米国・開催国のカナダは全種目で国内選手権トップ3を派遣。日本からは男女シングルは国内選手権1位・2位・4位の選手、アイスダンスは国内チャンピオンが参加。キム・ヨナも出場予定)、真の意味で欧州選手権の対抗軸となりうる高レベルの素晴らしい大会になることに期待がふくらみます。 男子シングルは7名ほど、女子シングルは8名ほどのトップ選手がFS最終グループや表彰台を争うものと考えられ、例年にも増して大接戦が予想されます。日本選手は男女とも優勝や複数選手のメダル獲得が夢ではないメンバーが揃っているので、選手たちが力を発揮できるよう日本からパワーを贈りたいと思います。日本選手のみならず、全ての選手の健闘と好演技を期待します。 アイスダンスで2年連続7位のリード姉弟は、米加両国とも自国選トップ3が参戦するため厳しい戦いではありますが、両国の3位のチームとは互角の勝負ができると思いますので、健闘を楽しみにしています。 この大会はフジテレビにて2月7日・8日に放送予定です(2月7日夜以外の放送が系列局で行なわれるかどうかは不明)。 BSフジでは例年どおりですと2月中旬頃の放送(※1月29日夜追記:日本スケート連盟がフジテレビとBSフジでの放送予定を発表)。 JSPORTSでは2月25日から放送が行なわれます。 <参考記事>【レポート】2010年冬季五輪までカウントダウン--バンクーバー・ウィスラーの意気込み (1) 来年に迫ったバンクーバー五輪…現在の状況は? | ライフ | マイコミジャーナル
by morningdew21
| 2009-02-22 15:38
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