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2009年 09月 26日
<10月2日追記>ISU:大会結果概要、五輪予選通過国発表
<9月27日午前1時半過ぎ記す> 4種目の中で私がいちばん結果に注目していたアイスダンスが終了しました。デービス組が3種目とも安定した力を発揮して完全優勝、2位はザレツキー組。3位にコペリー組が入り、滑り出しの良い今季は大いに楽しみです。 中国のファン組が大健闘で総合5位に入り、見事五輪出場枠を獲得。女子の劉艶と同様に、今大会に向けて入念な準備を重ねてきたかもしれません。今季はJGPSでも中国からの有望選手が目を惹き、眠れる獅子がようやく本気を出してきた印象もあります。 中国のほかには、チェコ、ハンガリー、エストニア、グルジア(リード姉弟の妹、アリソン・リードの組)が今大会で五輪出場枠を確保しました。 <9月26日夜11時過ぎ追記> 女子の競技が終了しました。…ちょっと言及の難しい結果になったという気もしますが、その中で自分らしさを存分に発揮できた劉艶がFS1位で全体の3位に入り、見事五輪出場枠を獲得しました。ほんとうに大舞台に強い!おめでとうございます。出来不出来の大きい選手ですが良いときの可憐で清楚な魅力は貴重で、昨季から持ち越しのプログラムも素敵ですので、2度めの五輪での健闘を祈ります。 icenetwork.comの記事からは、この時期としては良かったと評価する人、会心の出来に喜ぶ人など、各選手のさまざまな感情が伝わってきます。 ISU:ネーベルホルン杯2009結果サイト(現地との時差は7時間) absoluteskating.com:各国出場枠についての説明(英文。Statisticsの項に解説あり) icenetwork.com:ネーベルホルン杯2009イベントページ <9月26日昼追記> 男子とペアの競技が終了しました。男子はランビエールが両プログラムを高得点でまとめ見事優勝し、スイスの五輪出場枠を獲得しました。出場他選手の顔ぶれからしても結果はある程度予想されました。ただそういう中で成績を残すことが心身にものすごいプレッシャーをかけていたことは想像に難くなく、結果を実現したことに最大限の賞賛と拍手を贈ります。おめでとうございます! 男子2位は本人も驚いたというロシアのトレチャコフ、3位はブレジナでした。佐々木君はFSも9位にまとめ、自己ベストを大幅に更新し総合7位と大健闘しました。 ペアは世界のトップチームが順当に上位を占めました。その中で、スイスのモラン&ドルサ組が素晴らしい出来で自己ベストを更新し全体の5位に入り、五輪出場枠を確保しました。同国にとってはランビエールと並ぶ今大会での朗報です。 モラン組はJGPにも出場しており1戦めは6位、4戦めも出場予定でJGPF進出の可能性があります。 <9月25日夜9時過ぎ追記> 女子SPが終了しました。今年も夏の大会での好調が伝えられていたシズニーが、高得点で首位発進。2位はSP得意のコルピ。ふたりともFSの出来が注目されます。五輪枠未確定の国の選手ではセベスチェンが首位。この大会で出場が決定する女子選手は6名から8名で(※すでに世界選手権の成績で2枠以上獲得した国が、枠をフルに使えない可能性もあるため)、「最後の1人」を賭けた争いが非常に僅差で熾烈なものになりそうです。 <9月25日に日付が変わったころ追記> 男子SPが終了しました。首位はランビエール!転倒があったようですがさすがの得点、試合前は非常に緊張していたようで、ほっとした、というところでしょうか。 昨年2位、一昨年優勝と、この大会と相性のいいブレジナが今年も好スタートで2位。NHK杯が楽しみですね!3位はブラッドリー。五輪枠未確定組ではオーストリアのファイファー、ドイツのリンデマンも好スタート。最終滑走の佐々木君は大健闘で7位発進です。 <9月24日夜9時半過ぎ追記> アイスダンスCDの結果が掲載されました。首位はダントツでデービス組、2位がザレツキー組と強豪が順当にスタート。五輪枠未確定チーム中ではハンガリーのホフマン組がトップ、中国のファン組が大健闘。グルジアのリード組(日本のリード姉弟の妹のチーム)は今大会で五輪出場を決められるか否かギリギリのラインでスタート。 <9月24日昼追記> 大会はきょうから始まります。各選手の滑走順が発表されました。出場者の変更がかなりあります。日本から唯一出場の佐々木君は男子SP最終滑走。健闘を祈ります。 absoluteskating.com:大会直前レポート(選手練習写真あり) <9月16日追記> 村主さんが、コーチや拠点の変更にともなう調整不足のため、本大会への出場を断念しました。補欠に名前の挙がっていた武田さんも出場せず、日本からは佐々木君のみ参加します。 共同通信 時事通信 <8月17日追記> ネーベルホルン杯出場予定者が8月14日に発表されました。 大会公式サイト(entries/results欄をクリック) ISU:大会情報サイト すでに五輪出場枠を確保している国は、主催国のドイツを除いて各カテゴリー1人・1組にエントリーが制限された模様で、日本からの出場者は村主さん・佐々木君と決まりました。米国の出場者はシズニー、ムロズ、キャスティール&オコルスキー、デービス&ホワイトとのことです。 <以下、8月7日既報> バンクーバー五輪の予選会(現時点で出場枠が無い国の選手は、この大会で上位に入る必要がある)を兼ねて今年の9月後半にドイツで行なわれる、シニアB大会「ネーベルホルン杯」の出場者が明らかになりました。カナダのスケート情報サイトSkate Todayに掲載されました。(名前の左側に数字がある人が出場する予定。右側にSの字がついている人は補欠。もっとも右側の数字は国番号。あくまでもエントリーなので全員出場するとは限らない) 大会公式サイトや、ISUのサイトにも後日詳しいエントリーが掲載されると思いますので、確認し次第随時追記していきます。 五輪出場枠を確保している国からも多くの有力選手がエントリーしていて、日本選手では女子シングルの村主さん・武田さん、男子シングルの小林君・佐々木君の名前があります。 この大会はISUに加盟している国であればどこでも参加資格があり、開催時期がGPシリーズ開始直前ということもあって毎年有力選手が多く参加しますが、ランキングポイント獲得やプログラムのテストという意味もあってか、例年以上に豪華な出場者が目立ちます。B大会派遣に通常あまり積極的ではない米国の、エントリーメンバーの豪華さには驚きました。 Golden Skate Forumsの該当スレッド 各カテゴリーごとの注目選手 ・女子シングル…村主さん、武田さんは上位を狙えると思うので健闘を期待(出場は、上位5位までに与えられるランキングポイント獲得の意味も大きいと思う)。米国のシズニーやフラットとの優勝争いになるかどうか。 まだ五輪出場枠が無い国の選手では、ジョエル・フォルテ(米国選手だったがアゼルバイジャンに登録を移して出場)、フランスのキャンディス・ディディエ、中国の劉艶、ハンガリーのセベスチェンなど有力選手が出場する予定。 ・男子シングル…言うまでもなくランビエールが最も注目株。米国のブラッドリーやムロズ、フランスのポンセロ、元カナダ選手でアゼルバイジャンに登録を移したアンドレーエフ、チェコのブレジナ、中国のジャリアン・ウーなどが有力。五輪出場枠を考えると力の接近した選手が多く、結果が未知数で楽しみ。 ・ペア…サフチェンコ組、ボロソジャー組、米国のキャスティール組やデニー組、カナダのラングロワ組、フランスのジェームス組など有力選手が目白押し。五輪枠を狙うチームとしてはスイスのモラン組、エストニアのセルゲーエワ組あたりが有力か。 ・アイスダンス…米国のデービス組、フランスのペシャラ組、イスラエルのザレツキー組など、こちらも有力選手のエントリーあり。 五輪出場を狙う組としては、ハンガリーのホフマン組の力が一歩リード。他は力の接近している組が多く、こちらも結果が未知数で楽しみ。 グルジア代表で出場するアリソン・リードは、日本のリード姉弟の妹で(キャシーに顔がよく似ている)、グルジアの男子選手と組んで初めて国際大会に臨みます。欧州選手権・世界選手権の出場も予定しているとのこと。
by morningdew21
| 2009-09-26 23:50
| 競技・大会
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