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2009年 11月 17日
<11月16日昼追記>大会全日程が終了しました。女子FSではキムはミスが多く2位になったものの、総合では圧倒的スコアで優勝し、GPファイナル進出を決めました。おめでとうございます&嬉しいです!彼女が日本で行なわれる競技で滑るのは07年の東京開催世界選手権以来で、ショーでも同年のドリーム・オン・アイス以来ですから、彼女をライブで見ること自体ほんとうに久しぶりです。私は07年世界選手権終了後の上位選手によるエキシビションツアー(ビッグハットで見た)での彼女の演技の印象がとても良く、いまだにはっきりと覚えていて、その後も良い状態を続けている中で試合を見られるのがとても楽しみです。
レイチェル・フラットが素晴しい滑りでFSは1位になり(トリプルジャンプ7回成功)、総合2位でファイナル進出の可能性をつなぎました。3位はFSも3位と大健闘したセベスチェンで、06年以来久しぶりにGPシリーズ表彰台に乗りました。今季のセベスチェンは06-07シーズン以来もっとも状態が良く見え、スケートアメリカSPは、会場で見て素晴しさに大感激した07年世界選手権SP以来の良い出来だったと感じました。大ベテランになってもガッツ溢れる試合内容に感じ入っています。欧州選&五輪もほんとうに楽しみです。 総合4位はFS5位の村主さん。FS4位(自己ベスト更新)のグレボワが総合5位でした。グレボワはジャパンオープンでも好調の一端を感じましたが競技選手として一皮むけた印象があり、3T-3Tをきっちり決めたSPも素晴しかったですし(今大会は観客の応援が素晴しく、なじみの薄い欧州選手に対しても良い演技には熱狂的な歓声が寄せられたのがとても印象に残った)、FSも放送で見るのが楽しみです。彼女も欧州選&五輪の健闘を期待します。 国際大会に久々に登場したエミリー・ヒューズがFS7位と健闘し、総合7位に入りました。彼女は現在、大学を休学して五輪出場をめざし練習に励んでおり、今回の成果にもつなげ、そのガッツを嬉しく感じました。 なお、今大会女子競技結果に伴い、レオノワのファイナル進出も決まりました。 アイスダンスはベルビン組が完全優勝しファイナル進出決定。総合2位にはカッペリーニ組が入り、初のファイナル進出を決めました。両チームともおめでとうございます&楽しみです!カッペリーニ組は07年世界選手権以来の来日&ライブ観戦実現でほんとうに嬉しいです。07年大会のときは女性が失敗して泣き、いい演技が出来て泣き、といった風情がかわいい若いチームでしたが、大きく成長した姿を見るのが楽しみです。 3位にはザレツキー組が入りました。驚きましたがシニアGPS初表彰台とのことです。 ISU:2009スケートアメリカ結果サイト(現地との時差は14時間) 放送予定 テレビ朝日系地上波 BS朝日 テレ朝チャンネル 写真特集 アフロ AFPBB ice-dance.com 毎日jp icenetwork.com:2009スケートアメリカイベントページ(練習&インタビュー映像は、日本からでも無料登録で見られる) <11月15日昼追記> 2日めの競技が終了しました。女子SPはキムが自己ベストをふたたび更新し首位、2位は転倒はあったものの高得点のフラット、3位は今回も健闘したセベスチェン、4位が村主さんでした。ゲデバニシビリが好位置につけており、FSの結果が楽しみです。 男子競技は大荒れの展開で、SPとFSの成績が大きく異なる選手が多かった中、ライサチェックが両プログラムを素晴しく演じて圧倒的な成績で優勝し、ファイナル進出を決めました。ほんとうにおめでとうございます!コンディショニングが難しい世界選手権優勝後シーズンの奮闘を頭が下がる思いで見ています。東京で再び彼の演技を見られるのがとても楽しみです。 2位はFSで健闘したショーン・ソーヤーで、GPシリーズ初の表彰台に輝きました。私はこの選手もプログラムも大好きで、けれども今大会には4回転ジャンパーが多数参戦しておりソーヤーに不利な展開と思っていて、今回の結果は嬉しい驚きでした。今夜の放送がとても楽しみです。競争は激しいものの今季いまひとつピリッとしないカナダ男子勢の中で一歩先んじることができるか、大舞台に強い彼が国内選を勝ち抜き、地元五輪で輝くところが見られるのを楽しみに待とうと思います。 3位にはFSで4回転を2度跳んだブラッドリーが入り、表彰台は新鮮な顔ぶれになりました。SPで出遅れたベルネルはFSで健闘しましたが総合5位。わずかにファイナル進出への道をつなぎました。南里君は総合9位でした。 今大会の結果で、男子は織田君、ジュベール、ライサチェック、ウィアーまでがファイナル進出を決めました。スケートカナダ出場者中、アボットとバンデルペレンは優勝で(2位の場合は他選手とのポイント比較で)、高橋君・コンテスティ・ブレジナは2位以上で(3位の場合は他選手とのポイント比較で)、それぞれファイナル進出が決まります。 ペア競技はシェン&ツァオがFSもダントツの成績で総合優勝、ファイナル進出を決めました。おめでとうございます&楽しみです!2位はボロソジャー組、3位はジャン&ジャンで、この結果ペアはシェン組、パン組、川口組までファイナル進出が決まりました。アイスダンスはODまで終了し、トップ3が順位をキープしています。 <11月14日昼追記> 初日の競技が終了しました。男子SPはライサチェックが首位発進、2位のアモーディオと3位のムロズは4回転を決めたかも、というスコアで好発進、メダルの行方が楽しみです。エリックボンパール杯では好演技で2位になったベルネルは、SP11位発進。なかなか結果が予測できないスケーターの彼は、エリックボンパール直後にオーストリアで開催のアイスチャレンジで、1位にはなったものの大不振。不振が1回おきにやってくるのなら今回は、と安心していたのですが…。すでにGP2大会終了しているウィアーを上回るため、ベルネルは4位狙い&FS130.40以上を目指しファイナル進出に懸けることになるかと思いますが、スコアが頭にちらつきすぎるとまたやらかすのでは、という不安も…。FSはほんとうに素敵なプログラムなので、のびのびと演じてほしいと思います。しかし、予断を許さない人だ…。 南里君はSP7位スタートです。今夜のBS朝日放送を楽しみにしましょう。 ペアSPは今回もシェン&ツァオが好発進、2位から5位までは僅差です。強豪メンバー揃いですが北米勢の健闘を期待しています。アイスダンスCDはベルビン組首位、ホフロワ組2位、カッペリーニ組3位と順当なスタート。順位が代わる場面があるかどうかに注目しています。 <以下、11月13日既報> 標記大会が現地時間の11月13日から始まります。サーシャ・コーエンが足のけがのため欠場し、代わってエミリー・ヒューズが出場します。 icenetwork.comライターのリン・ラザフォード女史が、大会会場にてTwitterを更新中。
by morningdew21
| 2009-11-17 14:30
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