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2009年 12月 06日
<12月6日に日付が変わってから記す>5日にはシニア男女とペアのFSが行われました。この日も高レベルの素晴らしい演技が続出し、最後の最後まで目が離せない場面の連続で充実感にあふれていました。
シニア男女は織田君と安藤さんが見事銀メダルを獲得し、「GPファイナル日本人メダリスト最上位」という、日本スケート連盟が定めたバンクーバー五輪出場選手内定要件を満たし、競技終了後内定が正式に発表されました。ほんとうにおめでとうございます!ふたりとも「どうしてもバンクーバー五輪に出たい」という強い強い気持ちで選手生活を送り、準備を入念に重ねてきました。そのことが報われ、いち早く内定を獲得できたのは両者を応援する者としてもほんとうに嬉しく、幸せです。さらに準備と練習を重ね、バンクーバー五輪と、それに先駆けて行われる全日本選手権での健闘を期待します。 スポーツナビ:内定会見での安藤・織田両選手と、橋本聖子日本スケート連盟会長のコメント 女子FSでは、最終滑走のプレッシャーが心身両方にのしかかる中、安藤さんが渾身の演技を披露しました。見るものに強く伝わってくるものがあり、演技終了後はほとんど動けなくなるほど全力を尽くしたもので、私(だけでなく会場で見ていた方の多くも)は彼女の優勝を確信しましたが、結果は僅差のFS2位で総合2位。けれども5度目のGPファイナルでの初のメダルと、五輪内定を自らつかみとった、今後を思うとさらに重みと価値のある銀メダルでした。 鈴木さんが素晴らしいFSを披露して3位、総合でも3位に入り見事銅メダルを獲得。今回は五輪代表内定までには至りませんでしたが、五輪代表争いでは大きく前進・リードしたと感じられ、全日本選手権での演技もとても楽しみです。 ペアFSではシェン&ツァオ組、パン&トン組がそれぞれ素晴らしい魅力にあふれたプログラムと演技を披露して金メダルと銀メダルを獲得。サフチェンコ組は作り直したFSで臨んだ今大会ではミスが多く、演技の魅力・密度でも中国の2組に大きく離され、体制の立て直しが急がれます。 シニア競技に先立って行われたジュニア女子SPも好演技続出の素晴らしいもので瞠目しました。ある意味、SPだけならシニア女子の大会をも上回る密度と技術力があるのでは、と感じました。JGPシリーズで話題となったシェレペン、村上さんはさすがの能力の高さを発揮し、ロシアのマカロワや米国のガオの美しいプログラムとスケーティングの魅力は素晴らしかったです。長丁場でのFSでも皆の健闘を期待します。 ISU:グランプリファイナル2009結果サイト 写真特集 毎日jp AFPBB アフロ <12月5日に日付が変わってから記す> 4日から会場での観戦を始めました。6日まで見てきます。テレビ放送をご覧になった方も実感されたと思いますが、今年のGPファイナルはどのカテゴリーもシニアもジュニアも非常にレベルが高い好勝負・名勝負の連続で、とても面白く見ごたえのあるスリリングなものになっています。こんなファイナルは私の知る限り初めてで、上位選手の首位争いの激しさの行方は、ほんとうに最後の最後、スクリーンに最終結果(得点)が表示されるまでわからないケースが続いています。 4日の当日券は充分な枚数が用意されたようで、おそらく6日も同様の状況だと思います。5日の当日券はどうなるかわかりませんが、会場のお近くにお住まいでテレビ放送に興奮した、どうしても会場で見たい、という方は、出向いてみても損はないと思います。販売要綱は以下に記したとおりです。 日本で最近行われるフィギュアスケート国際大会は、チケット入手が困難なためか大半が日本人観客で占められるケースが多いのですが、今回は韓国からたくさんのファンが訪れ、過去のキム・ヨナ出場大会でもおなじみのバナーが会場に多数飾られ、会場内告知にも韓国語のものが添えられるなどの場面がありました。 4日に行われた競技に関して記すと、シニア男女SPは日本選手がそれぞれに良い滑りをして高い評価を受けたのが嬉しく、海外選手の魅力的なパフォーマンスも多く見られ、FSも全選手の素敵なパフォーマンスが見られることを楽しみにしています。 スポーツコラムサイトTHE STADIUM:シニア男女SP終了後の日本選手&キム・ヨナコメント スポーツナビ:シニア男女SP終了後外国選手コメント シニアアイスダンスはトップ2の素晴らしいパフォーマンスの吸引力にただただ魅了され、惹きつけられました。日ごろから良きライバル良き仲間として同じコーチのもとで競い合う両チーム、先に滑ったバーチュー組がキスアンドクライに残って最終滑走のデービス組の演技を見守り、拍手を贈る姿は素晴らしいものでした。 ジュニア男子は、羽生君がFSで奮闘し逆転優勝、おめでとうございます!FSは丁寧というより慎重に慎重に滑っている感もありましたが、今回のような緊張する大きな舞台で冷静さを失わなず結果につなげたのは良かった。男子は各選手の個性がくっきりとして多彩で面白く、準優勝の中国のナン・ソン(宋楠、ジャンプにも総合力にも優れた大器だと思う。来期はシニア参入と思われとても楽しみ)や、FS技術点トップの米国のドーンブッシュもほんとうに魅力的でした。ジュニア競技の時点から会場が7分ほど埋まり、大観衆の中での演技に各選手が感慨深そうにしていたのが印象に残りました。 ジュニアペアは、高橋&トラン組が両プログラムとも小さなミスはあっても大崩れせず見事銀メダルを獲得。おめでとうございます!こちらも慎重な場面が目立ちましたが、また大きなステップを上がることのできた大会だったと感じます。 優勝のスイ&ハン(隋&韓)組のことは、おそらく会場内の9割9分までの人が知らなかったと思います。演技もまだまだ粗い、けれども誰もがひと目見ただけで彼らのことを好きになり忘れがたくなるような、それほどの魅力と吸引力に溢れていたと感じました。キュートで、滑ることと演じることが好きで好きでたまらないといった雰囲気を感じさせる人たちです。成長したら5回転スロージャンプが出来るようになるのではと思うほどの仰天技も見せてくれました。 5日・6日も全選手の充実した演技を楽しみにしています。 <12月2日昼追記> ・大会事務局に問い合わせたところ、当日券は以下の要領で販売されるとのことです。 販売場所…会場原宿口当日券売り場 販売枚数…ひとりあたり一度に4枚まで。券種・販売総数は当日まで判明しない。 販売時間…12月3日は13時から。4日から6日は開場時間1時間前から。 ・スポーツナビ:初日練習終了後の日本選手会見内容 <以下、12月1日既報> 標記の大会が、12月3日から東京・国立代々木競技場第一体育館にて行われます。コメントはこのエントリーに寄せていただけますようお願いいたします。 さきほどの報道ステーションでも紹介されたように、本日キム・ヨナが日本入りしました。多くの海外選手もきょうまでに到着したようで、あすからの公式練習、3日からの競技に備えます。 当日券販売の如何等、問い合わせは大会事務局(ハローダイヤル 03-5777-8600、8:00~22:00)までお願いいたします。 ISU:グランプリファイナル2009結果サイト ISU:グランプリファイナル練習&競技スケジュール(PDFファイル) テレビ朝日:グランプリファイナル公式ページ(当日券扱いについて記載されました) 日本スケート連盟:グランプリファイナル2009公式サイト(英文) 放送予定 テレビ朝日系地上波局 BS朝日 テレ朝チャンネル(GPファイナルのオンエアは、シニア男女シングルとエキシビションは録画放送、それ以外は生放送を実施)
by morningdew21
| 2009-12-06 01:00
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