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2010年 03月 14日
<3月14日午前0時30分過ぎ記す>女子競技が終了しました。村上さんが優勝です。おめでとうございます!
<詳しくはこちらから> 力を出し切れない有力選手も多かった中、村上さんは良くまとめてFS&総合スコアで自己ベストを更新し、栄冠をつかむことができました。日本女子選手の世界ジュニア優勝は2003年の太田さん、04年の安藤さん、05年の浅田真央さんなどに続く、実に5年ぶりの快挙です(メダルは06年の浅田さんの銀以来)。男子とのアベック優勝も05年以来のこととなります。村上さんもシニア全日本を除くすべての今季出場大会で優勝を達成しました。 国際大会初出場の米国のザワツキーが噂どおりの力を発揮して銀メダルを獲得し、フル参戦(各カテゴリー3組ずつ出場)ながらメダル無しの可能性があった米国チームもほっと一息といったところでしょうか。3人とも安定した力を発揮したロシア勢が3位から5位までに入りました。 ISU:世界ジュニアフィギュアスケート選手権2010結果サイト(現地との時差は8時間) 大会公式サイトにて、一部の選手の演技映像を見ることができます。 アイスダンスはロシアのイリニク組が予想外の大差で完全優勝達成。2位はJGPでも好調だったカナダのポール&イスラム、3位はモンコ組。シブタニ兄妹は僅差で表彰台を逃しました。 <3月13日午前0時20分過ぎ記す> 女子SP実施中です。有力選手が集う最終2組(12名)の先頭に滑った村上さんは、59点ジャストとまずまずの評価を受けて現在首位。→日本時間午前2時過ぎ、女子SP終了。村上さんは僅差の2位発進で、首位はオフチャロワ、3位がアガフォノーワとロシア選手が上位に。JGPFで素敵な演技を披露したシェレペンやガオは思うような演技ができなかったようで得点が伸びず、FS最終グループに入りませんでした。 <3月13日に日付が変わった頃記す> 男子競技が終了しました。皆さんご存知の通り、羽生君がFSは自己ベスト更新の自分でも納得のいく演技ができて、総合スコアでも自己ベスト到達の素晴しい成績で見事優勝しました。ほんとうにおめでとうございます!体が急激に成長している時期ということに加え、彼はとても冷静でしっかりした人ではあるけれども心が揺れることもあるだろう時期に、これほど安定して(というより大会ごとに飛躍的に成長して)演技を披露しつづけたことには、ただただ驚嘆と尊敬の念しか沸いてきません。シニアの全日本選手権を除けば、出場したすべての大会を優勝で飾ることができました。 こちらもすでに伝えられているとおり、世界ジュニアでの日本男子選手優勝は2002年高橋君・05年織田君・06年小塚君に次いで4年ぶり4人めの快挙ということになります。また、今回の結果に伴い、来年の世界ジュニア日本男子出場枠は「3」に増え、JGPシリーズの出場枠も大幅に増えることになります(未確認ですが各大会2人から3人は出場可能と思う)。羽生君は年齢がまだ15歳と若いため、来季はもう1年ジュニアで…という声が結構あったようなのに当方は驚いたくちですが、今大会優勝で出場したジュニア大会全勝を達成し、年齢もすでに15歳ですし来年のシニア世界選手権は東京開催ですので、日本シニア男子の国内競争が非常に高レベルで厳しいものにはなりますが、ぜひ来季から直ちにシニア参戦して、世界選手権出場をまずは第一の目標として奮闘してほしいと思います。 2位は今回も安定した演技で高得点を獲得したナン・ソン、3位はガチンスキーで、大技のある3人が順当に表彰台に到達しました。米国のふたりは残念ながら表彰台を逃しましたが、まだ国際大会での実績があまり無い彼らにとって出来うる限りの演技が行なえて、最高の評価が得られたと感じています。 <3月12日に日付が変わった頃記す> ペア競技が終了しました。トップ3はSP・FSともに同じ順位で、高橋&トラン組が見事銀メダルを獲得しました。ほんとうにおめでとうございます! <3月11日午前1時半過ぎ追記> 男子SPが終了しました。首位は米国のホクスタイン(当方が勝手に米国のショーン・ソーヤーだと思っている、小柄で体の柔らかいスケーター。JGPFのときは一度も入れず、全米選手権FSでは失敗した3Aに成功したのでしょうか?→アクセルは2Aだったが、全体に加点がたくさんついていた)、2位は米国のメッシング(全米選手権同様、元気いっぱいに滑ってくれたことと思います)、3位が羽生君で、以上3名がスモールメダルを獲得しました。上位にはほぼ予想通りの顔ぶれが揃いましたが、転倒は無かったもののスコアが低調で、FSがどうなるか予断を許さない展開になりそうです。 <3月10日夜追記>ペアSPが終了しました。首位はスイ&ハン組ですが、高橋組がまたも自己ベスト更新の演技を行ない、1点差の2位で発進しました。もうSPが鬼門ではなくなりましたね!得意のFSでの演技がほんとうに楽しみです。 標記の大会が、3月9日からオランダのハーグ(デン・ハーグ)で始まりました。 日本からは羽生君、村上佳菜子さん、高橋&トラン組が出場します。全員が優勝候補で、大きく期待がふくらみます。 日本勢以外の有力選手は以下のような顔ぶれ。 男子…カザフスタンのデニス・テン(バンクーバー五輪11位、2010四大陸選手権10位、等々今季はシニア大会で大活躍。出場枠確保のこともあってかジュニア世界選手権にも参戦。たぶんシニアの世界選手権にも出場と思われ、頑張りと奮闘に頭が下がります)、中国のナン・ソン(2009JGPファイナル2位、2010四大陸6位など)、ロシアのガチンスキー(2009JGPF出場)、米国のホクスタイン(2009JGPF出場、2010全米選手権シニア7位)、マーバヌーザデー(今季はシニアGPシリーズに出場、2008JGPF2位、2010全米選手権シニア8位)、キーガン・メッシング(2010全米選手権シニア9位)。 女子…ロシアのシェレペン(2009JGPF2位)、オフチャロワ(2009JGPF出場)、スウェーデンのヨシ・ヘルゲッション(2009世界ジュニア4位、今季はシニアGPシリーズに出場)、米国のクリスティーナ・ガオ(2009JGPF3位、2010全米選手権シニア5位)、キリ・バガ(2009JGPF出場)、アグネス・ザワツキー(2010全米ジュニアチャンピオン)。 ペア…中国のスイ&ハン(2009JGPF優勝)、ジャン&ワン(2009JGPF3位、2010四大陸6位など、シニア・ジュニアの両方で活躍中)、カナダのホール&ジョンソン(2009JGPF出場)、米国のシンプソン&ミラー(2009JGPF出場)、ジャン&トス(2010全米ジュニアチャンピオン)。 アイスダンス…ロシアのモンコ&ハリャービン(2009JGPF優勝)、イリニク&カツァラポフ(2009JGPF2位)、プシュカシュ&ゲレイロ(2009JGPF出場)、米国のシブタニ兄妹(2009JGPF3位、2010全米ジュニアチャンピオン)。
by morningdew21
| 2010-03-14 00:30
| 競技・大会
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