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2010年 11月 28日
<11月28日、地上波&BS朝日男子FS放送終了後に記す>地上波放送はジュベールの欠場や、日本女子選手が上位に入らなかったこともあり、フラッフの少ない、選手の演技映像をたくさん放送する充実したものになりました。12人のFS演技をフルにオンエア、にはびっくりしました!SP4位のシャフィーク、女子でとても良いFSを演じたラフエンテの地上波放送実現も嬉しい驚きでした。
今大会のキーワードは「ブレイクスルー」だったのかな、と素晴しい演技の数々を見ながら思いました。自分の限界をつきぬけたところまで戦い抜き、壁をぶち破るまで走りぬけた人が結果を出し、新しい高いステージに上がることができた大会だったのかな、といつにも増して感じました。見ていて涙が出たアモーディオやラフエンテ(表情に乏しいといつも言われる彼女が、あんなに素敵な笑顔と体の表現で滑っていたのを見て号泣)、ほんとうに素晴しい演技だった小塚君(出る前は泣きそうな顔をしていたのに!)、どうしてもあきらめない、という強い強い意思が伝わった女子メダリストの3人、PCSの低い評価がほんとうに気の毒だった、でも素敵な演技だったファヌーフとムロズ。そういった人たちが特に印象に残りました。 ファイナルに到達できた人もできなかった人も、それぞれに準備を重ねて、また素敵な演技を見せてくださるのを楽しみにしています。 ISU:2010エリック・ボンパール杯結果サイト(現地と日本との時差は8時間) テレビ朝日:大会放送予定 ゲッティイメージズ:2010エリック・ボンパール杯写真特集 米国ユニバーサルスポーツ:フィギュアスケート写真特集 今季GPシリーズ成績一覧表 男子 女子 ペア アイスダンス ※ジュニア・シニアの両方のファイナルに到達したスイ&ハン組は、シニアのほうに出場。ジュニアは1組繰り上げ出場。 時事通信:フィギュアスケート特集 2010-2011 ニュース一覧(充実したアーカイブです) AFPBB:フィギュアスケート写真特集 スポーツナビ:フィギュアスケートコラム ストックフォトのアフロ:フィギュアグランプリシリーズ2010(エリック・ボンパール杯の項をクリック) <11月28日午前4時25分過ぎ記す> 女子FSが終了しました。SP1位のコルピがFSでも健闘して2位となり、総合1位でGPシリーズ初の金メダルを獲得しました。総合2位はSP2位、FS1位の長洲で、シニアGP参戦3年めで初のメダルに輝きました。3位はシズニーで、5年ぶりのファイナル進出を確定しました。3名ともほんとうにおめでとうございます! ほかにも、高い技術点を獲得したマイテやファヌーフ、急成長中と感じられるラフエンテなどが良い滑りだったと感じられ、放送で見るのが楽しみです。 日本選手は浅田さん5位、今井さん6位、村主さん8位でした。 <11月28日午前1時20分過ぎ記す> 男子FSとペアFSが終了しました。男子は、小塚君がFSでも素晴しい演技だったようで、自己ベスト大幅更新はおろか今季最高スコアをマークしての圧勝(ISU大会での男子FS170点越えも実に久しぶり!2008年の高橋君四大陸以来です)。ファイナル進出に花を添えました。放送で見るのがほんとうに楽しみです。2位はこちらもSP・FS・自己ベストすべて大幅更新のアモーディオで、このふたりと、シリーズ2位2回の織田君がファイナル進出を決めました。3人ともほんとうにおめでとうございます! 今大会3位はSP・FSともに3位のムロズ、4位レイノルズ、5位ベセフィエでした。ジュベールは朝の練習には参加していましたが、FS直前に棄権しました。理由は現時点では不明ですが、12月中旬開催の国内選手権に向けて準備を整えてほしいと思います。 ペアはサフチェンコ組が優勝、2位がまたまた自己ベスト更新のバザロワ組で、両チームはファイナル進出を決めました。おめでとうございます!3位はこちらも自己ベスト更新の素晴しい演技だったハウシュ組、4位はブロデュール組でした。 <11月27日午前4時半過ぎ記す> 女子SPが終了しました。コルピが今季女子SP最高点で首位発進。非常に評価の高いプログラムで、技術面でも冒頭の3T-3Tコンビネーションを決めるなど素晴しい出来だったようです。2位は長洲で、中国杯とほぼ同じ得点でした。今井さんが僅差で3位スタート。技術点では今季女子SPでもトップクラスの評価を受けました。「ぜひ入れたい」と言っていた3Lo-3Tが決まったと思われ、自己ベストを大幅に更新しての素晴しい発進となりました。4位はシズニーで、優勝者はこの4名から出ると思われますが、ファイナル進出者が誰になるかも含めて、全く予断を許しません。高レベルの戦いが期待され、楽しみです。 5位は村主さんがひさびさの会心の出来だったようで50点越え。浅田さんは7位スタートでした。 <11月27日午前2時半過ぎ記す> 男子SPとペアSPが終了しました。男子は小塚君が今大会も素晴らしい出来だったようで高得点の首位発進。2位はこちらも素晴しかったらしいアモーディオ。3位は4回転を決めた模様のムロズ。4位は4回転ジャンプの名手で、今回は4T-3T(今季は初めてクリーンに決めた)や3Aなどジャンプが素晴しかったというフランスの若手、シャフィーク・ベセフィエで、ここまでが70点越えでスタート。テレビ放送で見るのが楽しみです。 仮にこの順位がFS終了後もそのままだとすると、小塚君・織田君のファイナル進出が決まり、残り一枠は出場2大会成績が2位と3位で並ぶアモーディオ・ムロズ・アボットの、両大会合計得点比較で決まります。 ジュベール、レイノルズは少し残念な出来になってしまったようですが、各人のFSでの健闘を期待します。 icenetwork.com:男子SP速報 ペアSPは、サフチェンコ組が僅差で首位発進。いまのところSPに少し苦労している模様です。NHK杯の好調を維持しているバザロワ組が、ふたたび自己ベスト更新の素晴しい演技で2位スタート。今季これまで自分が見た中では、全カテゴリー中最高のプログラムだと思うFS「仮面の男」での凄いパフォーマンスをまた見てみたいです。3位もNHK杯での好調と勢いが続いているハウシュ組が来ました。N杯のときに見て、バンクーバー五輪から短期間で驚くほど成長したと感じ、もっと得点を出して欲しかったと思った組でしたが、今回の良い評価を嬉しく思っています。 今季これまでは素晴しい高レベルの接戦が続いているペア競技ですが、今大会では上位3組にそれ以下の組が少し離されてのスタートとなりました。FSではどの組も持てる力を出し尽くしての演技ができることを祈ります。 <以下、11月25日既報> 今年のフィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第6戦、エリック・ボンパール杯(フランス大会)はおなじみパリのベルシー体育館で、現地時間の11月26日から行なわれます。今大会の結果で、GPファイナル出場全選手が確定します。初戦のNHK杯以来の出場者も何名かいて、彼らの戦いぶりにも注目が集まります。大会直前に各カテゴリーで欠場選手が相次ぎ、補充も無く少し寂しくなりましたが、精鋭揃いのレベルの高い戦いが期待できそうです。 男子はファイナル出場残り3枠を7人で争います。小塚君(今大会3位以上で進出決定)、ムロズ、アモーディオ、レイノルズ、ジュベールは、今回の結果次第で進めます。既に2大会終了した織田君・アボットにも、今大会の結果如何ではファイナル進出の可能性があります。 女子は残り1枠を、実質的に5人で争います。シズニーは今大会3位以上で進出決定。ファヌーフ・コルピ・長洲・今井さんの4名は、優勝することでファイナル進出の可能性が出てきます。 ペアは、サフチェンコ組、バザロワ組にファイナル進出の可能性があります。 アイスダンスは、ペシャラ組、チョック組にファイナル進出の可能性があります。
by morningdew21
| 2010-11-28 23:30
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