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2012年 03月 11日
<3月11日夜記す>
シニア女子FSはコストナーが今季最高(で、たぶん彼女の全キャリアでも最高)の演技内容で高得点を獲得し、総合でも圧勝。おめでとうございます!最良のタイミングでの大会参加ができました。PCSが随分高いと数字だけ見た時点では思いましたが、映像を見ると極めてまっとうな評価がされたうえでの結果だと実感できました。技術点はむしろ抑えられた感があり、世界選手権で同等の演技ができた場合はどのぐらいの評価になるか…と驚嘆するほどの演技でした。 2位は、こちらも今季最高&たぶんキャリア最高の両プログラムの演技ができたマルケイ。彼女は不確定要素が多く、これまでも良い演技をB大会等で行なってこれは!と思うと次は崩れたり、ということも多いのですが、世界選手権でも同等以上の演技ができるとほんとうに楽しみです。久々の日本での大会参加(国別対抗戦出場)が実現することを期待しています。 3位は両プログラムとも残念な出来&演技内容になってしまったシズニー。世界選手権に向けてどのように持ち直すかを見守っていきます。 FSは素晴らしい演技で4位だった村元さんは総合7位、演技映像アップが待たれます。鈴木さんは総合9位でした。 大会結果ページ (現地との時差は8時間) 大会公式YouTubeチャンネル (随時映像がアップされる) <3月11日午前2時過ぎ記す> シニア男子FSが終了しました。ジュベールがFS1位で総合優勝。両プログラムとも、自国開催世界選手権に向けて大きな希望が持てる演技ができたと思います。おめでとうございます!FS2位のアボットが総合2位、FS3位のコンテスティが総合3位でした。木原君はFSで健闘し総合7位でした。 <3月11日に日付が変わったころ記す>大会が進行中です。 ・シニア男子SPは高レベルのもので、アモーディオが首位、ジュベールが2位、アボットが3位で発進。この3人は4回転を行ないました(ジュベールは2種類)。4位はプログラムを新しくしたコンテスティ、5位は欧州選手権の好調を持続し素晴らしい演技を行なったヘンドリックス、6位はロシア選手権でも好演技を披露していたバリエフでした。 素晴らしいSPを滑ったアモーディオでしたが、10日朝の練習で足を痛め、残念ながら棄権しました。けがの部位&程度は不明で医師の診察を待つところですが、深刻なものでないことと、地元開催の世界選手権で素敵な演技が披露できることを願います。フランス国内選手権以降行っている新しい2プログラムは今季ベストに数えられる魅力的なもので、欧州選手権両プログラム&今大会SPでは技術面&演技面で目を見張るものがありました。 SP6位以上の全員にメダルの可能性があると感じます。特にヘンドリックスがキーパーソンかも。 ・シニア女子SPは、コストナーが抑えた演技内容でもダントツ首位発進。2位は転倒でコンビネーションジャンプが行えなかったシズニー。3位はこの日最高の、そして自身最高のSPが行えたマルケイ。鈴木さんは7位スタートで、要素抜けがあり国際大会での実績があまりなくても技術点&演技構成点いずれも高い評価を得られ、彼女の演技の質の高さが認められたと感じます。注目していたV.ヘルゲションは失敗があり出遅れましたが、魅力的なFSでどこまで挽回できるか。彼女の両プログラムは、私にとっては今季女子競技プログラムのベストなので。 大会公式サイト <以下、3月8日記す> 毎年3月にオランダのハーグ(デンハーグ)にて行なわれるフィギュアスケート競技会「チャレンジカップ」は世界選手権直前の大きな大会で、特に欧州男子有力選手が参加することもあって多くのスケートファンの注目を集めますが、現地時間3月8日開幕の今年は例年以上に豪華な顔ぶれが揃い、「第二欧州選手権」とも「プレ世界選手権」とも呼びたくなるほどで、とても楽しみです。 日本からはシニア部門に木原君、村元哉中さん、鈴木春奈さんが出場するほか、ノービス以下の部門に若手選手が複数参加します。 参加選手一覧 (PDFファイル、3月6日現在、5ページ) 大会スケジュール 大会公式ツイッター
by morningdew21
| 2012-03-11 20:15
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