|
2007年 08月 20日
・荒川静香(If I Had My Way)
プログラム紹介メッセージは放送されず、いきなり登場。関連エピソードは後で記しますが、衣装もその当時と同じものと思われます。キム・ヨナの「リフレクション」の衣装にも似た、綺麗で華やかな濃淡2つのピンク色づかいのものです。(※このイベントのために作り直したことが後に判明) 私はこのプログラムは初めて見ましたが、エキシビなのにジャンプの多さに驚愕!連続ジャンプこそ入れなかったものの、5~6回ジャンプを跳び、私の見た回では一度だけ軽微なミスはあったものの、他はしっかりバッチリ決めたのはすごいの一語に尽きます。 滑りそのものは私があえてなにか言う必要のない抜群のクオリティで、ただ昨日会場で改めて思ったのは、「荒川さんの滑りは、それ自体がかぐわしい香りのようだ。名は体を現すというけれど、『静香』という名前はその人を言い表して妙である」ということ。それと今さらのように気づいたのが、顔をしっかり上げて滑ると、瞳にアイキャッチ(眼の中のお星様キラキラ)がはいること。他の誰よりも瞳がキラキラしてましたヨ。 その後に登場する佐藤有香さんとの関連で痛切に感じたのが、「今現在米国のプロスケートビジネスやプロのコンペティションが隆盛だったら、荒川さんにこのプログラムをプロの試合で披露してほしいのに…」ということ。それがかなわないことを痛恨の思いで見つめながら、それでもこの場でこのプログラムを日本のファンに向けてもう一度滑ってくれたことに心から感謝しました。 演技終了後、息も絶え絶えの中、2003-4シーズンのエキシビナンバーで、佐藤有香さんに振り付けしてもらったナンバーであること、世界選手権優勝時にも披露したこと、周囲の人たちから「有香さんみたいな雰囲気だね」と言われて嬉しかったこと、久しぶりに練習を始めたら思っていたよりジャンプが多くたいへんで、最初はジャンプの数を減らそうかと思ったけれど、できるだけオリジナルのままで披露したいと思いそうしたこと、などを話してくれました。引き続いて滑る佐藤有香さんの紹介を行なって退場。 ・佐藤有香 滑走前アナウンスで「以前ホームリンクだった新横浜で久しぶりに滑れるのを嬉しく思っています」と述べていたので、「日本では長い間プロがショーを見せる場はプリンスしかなかったのか」と改めて実感した方も多かったようです。佐藤さんプロ転向直後はPIWに出演経験もありましたが、当時は伊藤みどりさんが主役として頑張っており、佐藤さん本人の意向もたぶんあって米国へと活躍の舞台を移し、プロビジネス全盛時代の米国で大きな足跡を残し、今に至るまで米国でも「スケーターズスケーター」として尊敬されていること、日本選手が米国に出て練習する際の足がかりとして、生活インフラ作りの手伝いから演技指導に至るまで多くの点で長い期間ヘルプを続けていることなど、彼女のしてきたことには多大な功績があります。 荒川さんの直後の演技披露ということで、また年齢的なこともあり、ソロ演技そのものには往年の輝きはなかったかもしれないけれど、滑りそのものの質のよさは実感しました。 ・抽選会 私はこの間は席を外していたので、のちほど紹介する他の方のレポートや、皆さんからのコメントをご覧ください。引き上げる時にアロマちゃんが自分でトチトチ歩いて荒川さんのところを必死についていったところは見ました。氷の上に立ち往生しなかったので、ずいぶん氷に慣れたのだと再認識。 レポートは「その3」へと続きます。
by morningdew21
| 2007-08-20 13:07
| アイスショー(国内)
|
ファン申請 |
||